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J-GLOBAL ID：200902252310345327   整理番号：09A0580726

ブラックグラム(Vigna mungo)殻のペルオキシダーゼの精製と特性分析

Purification and characterization of black gram (Vigna mungo) husk peroxidase

著者 (2件)： AJILA C.m. (Dep. of Biochemistry and Nutrition, Central Food Technological Res. Inst., Mysore 570020, IND) ,  PRASADA RAO U.j.s. (Dep. of Biochemistry and Nutrition, Central Food Technological Res. Inst., Mysore 570020, IND)
資料名： Journal of Molecular Catalysis B: Enzymatic  (Journal of Molecular Catalysis B: Enzymatic)
巻： 60  号： 1-2  ページ： 36-44  発行年： 2009年09月 
JST資料番号： W0664A  ISSN： 1381-1177  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ブラックグラムはインドの重要な豆類穀物の一つであり,多くの食品がそのダールから作られている。ブラックグラムを挽いてダールにする間に,およそ25%が副産物となる。それは現在では飼料として利用されているか廃棄されており,商品価値はない。本研究では,この製粉時副産物を,殻,胚芽,幼茎,冨アリューロン層殻画分に分画した。これら画分には,ペルオキシダーゼ,ポリフェノールオキシダーゼ,プロテアーゼ,アミラーゼ,キシラナーゼ,のような酸化酵素や加水分解酵素活性は,僅かしか検出されなかった。しかし,ペルオキシダーゼ活性は,すべての画分で他の酵素活性に比べて高く,冨アリューロン層殻画分で最大活性を示した(1155×10³ユニット/g殻;275μmol/min/mgタンパク質)。ペルオキシダーゼは,分析化学や生化学および食品加工でいろいろ利用される重要な酵素である。冨アリューロン層殻画分のペルオキシダーゼ(BGHP)を,イオン交換クロマトグラフィーとゲル濾過の二段階で精製した。純度は,比活性,HPLCやキャピラリ電気泳動でのピークの純化倍数(44),およびネイテブPAGEやSDS-PAGEでのバンドの単一性から判定した。分子量は35kDaあたりであった。o-ジアニシジンは,他の水素供与体より良質の基質であった。ジチオトレイトールやアジ化ナトリウムは,酵素の非拮抗的阻害剤であった。酵素の過酸化水素およびo-ジアニシジンに対するkm値は,それぞれ43.5mMおよび4.7mMであった。最適pHは5.5で,50°Cでの酵素の半減期は5時間15分であった。製粉工業での副産物であるブラックグラム殻は,豊富なペルオキシダーゼ供給源である。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ケツルアズキ ,  *ペルオキシダーゼ ,  食品副産物 ,  製粉 ,  アリューロン層 ,  イオン交換クロマトグラフィー ,  キャピラリー電気泳動 ,  酵素反応速度論 ,  酵素阻害剤 ,  熱安定性 ,  pH依存性 ,  芳香族アミン ,  フェノールエーテル ,  ジアミン ,  第一アミン ,  *ペルオキシドオキシドレダクターゼ
準シソーラス用語： *Vigna mungo

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： ジアニシジン

タイトルに関連する用語 (6件)： ブラックグラム ,  Vigna ,  殻 ,  ペルオキシダーゼ ,  精製 ,  分析