抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成14年にスタートした健康増進法では地域特性を反映させた栄養計画の策定を規定し,一次予防に重点を置いた「21世紀における国民健康づくり運動」を推進している。本論文では,静岡県東部地域での富士山麓先端健康産業集積構想下における「ウエルネスの視点でのまちづくり戦略」の1つとして,「かかりつけ湯」事業での国内外からの観光振興が図れる観光ホスピタリティ方策について考察した。具体的には,かかりつけ湯に認定されている旅館施設を対象に秋と春の朝食・夕食メニュー,栄養素量を調査して食事バランスガイドによる検討を試みた。その結果,日本人の摂取基準を大きく上回る可能性が示唆され,食事の種類を適切に集約してすべての利用者に対して望ましい食事を提供すべきこと,及び適切な食事を選択できるに足る情報提供が必要なことがわかった。また,食事バランスガイドは望ましい食生活のあり方を具体的に示すので,その活用によって健康食を選択したり,食事摂取時にアドバイスを受けたりできるシステムづくりに役立つことを示した。