抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国土交通省等が管理する一般国道における橋梁では,現在までに「橋梁定期点検要領(案)」に基づいた1回目の点検が終了し,一部の橋梁で2回目の点検が実施されている。これらの点検結果は,例えば以下の方法で橋梁の維持管理に活用できるものと考えられる。1)橋梁毎の損傷状況を端的に示す指標として,損傷密度((当該橋梁におけるC判定の総数)/(橋梁面積))を定義する。2)この損傷密度を用い,現在あるいは将来の損傷密度が高い橋梁を優先的に補修する。3)将来の損傷密度は,次の方法より推定することが可能である。すなわち,橋梁の劣化の過程を斉時的マルコフ連鎖と仮定し,既往の点検結果から推定された推移確率行列により,将来の判定区分の比率や将来の損傷密度を推定する。(著者抄録)