文献

J-GLOBAL ID：200902252717044712   整理番号：08A0256550

太陽フレアに付随した熱く冷たいプラズモイド放出

Hot and Cool Plasmoid Ejections Associated with a Solar Flare

著者 (2件)： OHYAMA Masamitsu (Shiga Univ., Shiga) ,  SHIBATA Kazunari (Kyoto Univ., Kyoto)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 60  号： 1  ページ： 85-93  発行年： 2008年02月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1993年5月14日の太陽フレアは熱いプラズモイド放出としてのX線プラズマ放出と冷たいプラズマ放出としてのHαフィラメント放出現象の両方を伴った。GOES軟X線観測に従うとフレアは2段階で進行した。第1段階でX線プラズマ放出,Hαフィラメント放出,及び点状Hα増光連鎖が起こった。第2段階でHα2リボンフレアとX線アーケード構造がそれぞれHα像と軟X線像で見られた。X線プラズモイドと放出Hαフィラメントは同じ電流層に存在した。X線プラズモイドはHαフィラメント放出後に約270kms^-1の速さで上昇し始め,その先端部は放出フィラメントと共に移動し,硬X線放射の主ピーク以前に減速した。X線プラズモイドは放出Hαフィラメントのように泡形状ではなくループ構造であった。これらの結果はX線プラズモイドがHαフィラメントの加熱された部分ではないことを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *太陽フレア ,  *天体プラズマ ,  *太陽X線 ,  プラズマシート ,  プラズマ電流 ,  軟X線 ,  Balmer系列 ,  フィラメント ,  太陽コロナ ,  硬X線 ,  X線望遠鏡 ,  天文衛星 ,  太陽黒点 ,  データ解析

分類 (2件)： 太陽系一般  (DB04010T) ,  太陽粒子  (DB02040M)

引用文献 (40件)：

• Carmichael, H.1964, in Proc. AAS-NASA Symp. on the Physics of Solar Flares, ed. W. N. Hess (Washington, D. C.: NASA), 451
• Chen, P. F.,& Shibata, K.2000, ApJ, 545, 524
• Forbes, T. G.,& Priest, E. R.1983, Sol. Phys., 84, 169
• Gopalswamy, N., Kundu, M. R., Manoharan, P. K., Raoult, A., Nitta, N.,& Zarka, P. 1997, ApJ, 486, 1036
• Grechnev, V. V., Uralov, A. M., Zandanov, V. G., Baranov, N. Y.,& Shibasaki, K.2006, ApJ, 58, 69

タイトルに関連する用語 (3件)： 太陽フレア ,  プラズモイド ,  放出