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J-GLOBAL ID：200902253464093750   整理番号：09A0919496

北海道幌延地域における深部地球化学環境の長期変遷シナリオの構築

Scenario Development of Long-term Evolution for Deep Hydrochemical Conditions in Horonobe Area, Hokkaido, Japan

著者 (3件)： 岩月輝希 (日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究セ) ,  石井英一 (日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究セ) ,  新里忠史 (日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究セ)
資料名： 地学雑誌  (Journal of Geography)
巻： 118  号： 4  ページ： 700-716  発行年： 2009年08月25日 
JST資料番号： G0643A  ISSN： 0022-135X  CODEN： CGZAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高レベル放射性廃棄物の地層処分では地下深部の水理・化学的な変遷を見積もるための方法論が重要である。本論文では幌延地域において過去の地質的イベント,過程とそれらと現在の水理・化学環境との相互関係のシナリオを描くことによる方法論を提示した。その結果,現在の水理地質特性は,数十万ないし数百万年スケールの地質プロセスにより形成されたこと。地球化学環境の将来変化に重要なFEPは,水・鉱物・微生物・ガスの相互作用による,pH・酸化還元緩衝能力の変化と,隆起・浸食による領域の変化であることが分った。

シソーラス用語： 地中処分 ,  水質 ,  *北海道 ,  *高レベル放射性廃棄物 ,  *幌延町
準シソーラス用語： 高レベル廃棄物 ,  *地下水水質 ,  *地層処分 ,  *幌延

分類 (3件)： 地球化学一般  (DD01010E) ,  土木地質学・水文地質学一般  (DE09080K) ,  廃棄物処理一般  (SC05010S)

引用文献 (66件)：

• 天野由記. 微生物が地下の酸化還元環境形成に及ぼす影響. 原子力バックエンド研究. 2008, 14, 61-67
• AMO, M. Diagenesis and distribution of sterens in Late Miocene to Pliocene marine siliceous rocks from Horonobe (Hokkaido, Japan). Organic Geochemistry. 2007, 38, 1132-1145
• AVERY, G. G. Controls on the stable carbon isotopic composition of biogenic methane produced in a tidal freshwater estaurine sediment. Geochimimica et Cosmochimica Acta. 1999, 63, 1075-1082
• BARLOW, P. M. Ground Water in Fresh Water-salt Water Environments of the Atlantic Coast. 2003
• BATH, A. Geochemical Investigations of Groundwater Stability. SKI Report, 2006. 2005, 12

タイトルに関連する用語 (9件)： 北海道 ,  幌延 ,  地域 ,  深部 ,  地球化学 ,  環境 ,  長期 ,  シナリオ ,  構築