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J-GLOBAL ID：200902253520768839   整理番号：08A0951596

3人のテーブルトークにおける視線,食事動作,発話交替の分析-会話と食事動作はどう制御されるか?-

Analysis of Gaze, Hand-motion and Turn-taking in Three-party Table Talk-How Are Conversations and Hand-Mouth-Motions Controlled?-

著者 (7件)： 武川直樹 (東京電機大 情報環境) ,  峰添実千代 (東京電機大 情報環境) ,  徳永弘子 (東京電機大 情報環境) ,  湯浅将英 (東京電機大 情報環境) ,  瀬下卓弥 (東京電機大 情報環境) ,  立山和美 (味の素) ,  笠松千夏 (味の素)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 187(HCS2008 30-40)  ページ： 31-36  発行年： 2008年08月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食事は栄養をとるだけでなく,人と人のコミュニケーションにおいても重要な役割を果たしているが,食事中のコミュニケーションを分析した研究は少ない。ここでは,食事をしながら女性3人が会話をする映像を収録し,収録した映像データからコミュニケーションの行動を分析した。3分30秒の映像のスクリプトデータを作成し,そのデータを基に食事動作,視線・表情の表出,発話の統計量を調査してテーブルトークの構造を分析した。食事中,一つの口を時間の経過にあわせ,食べる行動,話す行動のどちらかのために選択する必要があるが,人は話しながら次に自分が話し続けるか,食べながら次に話すべきかを,他人の行動と自分の行動を照らし合わせて判断しているためであることが示唆された。また,人は会話への関与が小さくなるに従って,食事に対する積極的なアクセスが見られた。さらに,食事の会話では,次話者の選択は発話交替の瞬間に決まるのではなく,その前からすでになされていることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 視線 ,  *食事 ,  食餌効果 ,  発話 ,  *コミュニケーション ,  交替制度
準シソーラス用語： *テーフルトーク ,  交替制 ,  発話交替

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (9件)：

• 山口昌伴. 家庭の食事空間. 1999
• 石毛直道. 食事の文明論. 1982
• OCHS, E. The 'Father Knows Best' Dynamic in Dinnertime Narratives. Linguistic Anthropology : A Reader. 2001
• GOODWIN, C. Conversational Organization : Interaction between Speakers and Hearers. 1981
• SACKS, H. A simplest systematics for the organization of turn-taking for conversation. Language. 1974, 50, 4, 696-735

タイトルに関連する用語 (6件)： 視線 ,  食事動作 ,  発話 ,  交替 ,  分析 ,  会話