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J-GLOBAL ID：200902253696359463   整理番号：09A0411281

カーボンナノチューブ被覆銅ナノワイヤーの高効率製造法

著者 (1件)： 小塩明 (三重大 大学院工学研究科)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 37  号： 4  ページ： 102-106  発行年： 2009年04月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 銅ナノワイヤ内包カーボンナノチューブの効率的な製造法を紹介した。水素気流中で,陰極に炭素棒,陽極に5mm径炭素棒に3mm径,深さ30mmの孔を空け,銅粉末を充填し,アーク放電させた。1分間の放電で,繊維状生成物が得られ,90%は銅ナノワイヤ内包多層カーボンナノチューブであった。10%は無内包ナノチューブであり,部分内包チューブは無く,直径は10~50nmと比較的狭かった。本材料は良導電性で,ナノチューブ被覆で酸化が防止され,導電膜,電子,電池材料への用途開発が進行中である。また,熱処理により内部の銅が溶出し,これを利用したナノ溶接やナノ配線の可能性を探索中である。

シソーラス用語： *多層カーボンナノチューブ ,  *ナノワイヤ ,  *銅 ,  水素 ,  アーク放電 ,  炭素電極 ,  耐酸化性 ,  用途開発 ,  熱処理 ,  ナノテクノロジー
準シソーラス用語： *製造法 ,  導電性材料 ,  *内包

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  気体放電  (BJ03020T)

引用文献 (13件)：

• B. W. Smith, M. Monthioux and D. E. Luzzi: Nature, 396, 323(1998)
• M. Koshino, T. Tanaka, N. Solin, K. Suenaga, H. Isobe and E. Nakamura: Science, 316, 853(2007)
• P. M. Ajayan and S. Iijima: Nature, 361, 333(1993)
• S. C. Tsang, Y. K. Chen, P. J. F. Harris and M. L. H. Green: Nature, 372, 159(1994)
• R. Lv, F. Kang, W. Wang, J. Wei, J. Gu, K. Wang and D. Wu: Carbon, 45, 1433(2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： カーボンナノチューブ ,  銅 ,  ナノワイヤー ,  高効率 ,  製造法