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J-GLOBAL ID:200902253787729883   整理番号:09A0270986

初代培養神経細胞におけるアルツハイマー病に関わるAβ(1-42)に対するケルセチンの防御作用

Protective effect of quercetin in primary neurons against Aβ(1-42): relevance to Alzheimer’s disease
著者 (12件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 269-275  発行年: 2009年04月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ケルセチンは種々の食品に含まれるフラボノイドで,抗酸化作用を持ち,グルタチオン(GSH)レベルや抗酸化酵素機能を高める。アルツハイマー病(AD)を含む多くの疾病で細胞内GSHレベルを高めることにかなりの注目が集まっている。AD脳で上昇するアミロイドβペプチド[Aβ(1-42)]は酸化ストレスや神経毒と関わっている。本研究では培養神経細胞におけるAβ(1-42)-誘導酸化細胞毒性に対するケルセチンの防御的作用を調べることを目的にした。Aβ(1-42)処理した培養神経細胞における細胞生存率の減少はジクロロフルオレセイン蛍光により測定したフリーラジカル生成量の増加,蛋白質酸化(蛋白質カルボニル,3-ニトロチロシン)および脂質過酸化(蛋白質結合4-ヒドロキシ-2-ノネナール)の増加と相関した。初代海馬培養細胞のケルセチンによる前処理によりAβ(1-42)誘導性細胞毒性,蛋白質酸化,脂質過酸化およびアポトーシスが有意に軽減された。添加量-応答試験からケルセチンは低い添加量ではAβ(1-42)毒性に対して酸化ストレスを調節することにより防御作用を示すことがわかったが,高い濃度では非神経防御的であるだけでなく毒であった。以上の知見はケルセチンがADや他の酸化ストレス関連神経退化疾患の治療に対して有望な手がかりを持つという仮説を検証する動機づけを与える。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物の代謝と栄養一般  ,  神経の基礎医学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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