抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼鉄道橋は明治時代より数多く架設され,半数以上が60年の供用を超えるなど,老朽化したものが増加している。多数の既設鋼鉄道橋は今でも十分に役目を果たしているが,腐食による耐荷力の低下や疲労による亀裂の発生が課題となっている。また,一部では列車通過時の騒音の発生なども指摘されている。そこで,できるだけ短時間の簡易な施工で橋を長寿命化し,今後も使用続けることが求められている。そこで本研究では,既設鋼橋の橋まくらぎの部分をコンクリート床板に置き換え,鋼桁を合成桁のような形に合成構造化して橋梁を再生する手法を検討した。本手法により腐食や疲労を抑制することによる維持管理の低減,耐荷力・耐久性の向上,列車通過時の騒音の低減などが期待できる。種々の検討により,提案した工法が十分適用可能であることを示した。