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J-GLOBAL ID：200902256296576979   整理番号：08A0925215

水道水中における亜鉛の腐食挙動に及ぼすアニオンの影響

Influence of Anions on Corrosion Behavior of Zinc in Tap Water

著者 (3件)： 松川安樹 (新菱冷熱工業 中研) ,  宮下守 (レモン) ,  朝倉祝治 (横浜国大)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 57  号： 9  ページ： 392-399  発行年： 2008年09月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本国内の水道水環境における亜鉛めっき鋼管の耐食性を明確にするため標記の実験を行なった。水道水(つくば市水),純水,および4種のアニオン(炭酸水素イオン,硝酸イオン,塩化物イオン,硫酸イオン)を純水に添加した水溶液を試験溶液とし,40°C,168hの浸漬試験を行い,腐食速度と腐食電位の経時変化を測定した。試料の表面観察,腐食生成物の分析,及び試験溶液の分析を行った。水道水に含まれる,各種アニオンの腐食促進度の順位は,SO₄^2->Cl^->NO₃^->HCO₃^-の順であった。HCO₃^-は腐食反応を抑制した。

シソーラス用語： *亜鉛 ,  *耐食性 ,  *水道水 ,  純水 ,  *アニオン ,  炭酸水素イオン ,  硫酸イオン ,  腐食速度 ,  腐食電位 ,  *被覆鋼管 ,  *亜鉛めっき ,  建築設備 ,  *浸漬試験
準シソーラス用語： 塩化物イオン ,  硝酸イオン

分類 (1件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

引用文献 (12件)：

• 1) K. Hosoya and M. Takahashi, TRI Res. Actv. Rep., SANKEN, 2, p.75 (1995).
• 2) T. Yamate and T. Shiromizu, Proc. Fushoku-Boshoku 87, 165 (1987).
• 3) Y. Sakai, Proc. 39th Jpn. Corrosion Conf., p.91, JSCE (1992).
• 4) Y. Matsukawa, M. Miyashita, Y. Miyata and S. Asakura, Proc. 44 th Jpn. Corrosion Conf., p.21, JSCE (1997).
• 5) G. L. Cox, Ind. Eng. Chem., 23-8, 902 (1931).

タイトルに関連する用語 (4件)： 水道水 ,  亜鉛 ,  腐食挙動 ,  アニオン