抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,バックモニタなど自動車へのカメラ搭載が進んでおり,車両周辺の死角を削減することでドライバの運転操作を支援している。このような背景のもと,著者らは四つの車載カメラ映像から死角のない全周囲映像を合成し,任意の視点から自車両周辺を確認できる全周囲立体モニタ技術を開発した。本技術は,富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の車載向けグラフィクスSoC(MB86R01)と,四つのカメラ映像を同期しつつ多重化合成するFPGAを搭載した車載システム上に実装されており,入力映像を1フレームあたり30ms以下で処理してドライバに表示できる性能を持つ。本技術により,駐車時,狭い道でのすれ違い,見通しの悪い交差点への進入や右左折など,様々なシーンでのドライバへの視覚支援が可能となる。本稿では,全周囲立体モニタ技術,および車載システムへの実装について報告する。(著者抄録)