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J-GLOBAL ID：200902257342981910   整理番号：08A0524671

GdPd水素化物の熱力学および磁気的性質

Thermodynamic and Magnetic Properties of GdPd Hydride

著者 (7件)： HARA Masanori (Hydrogen Isotope Res. Center, Univ. of Toyama) ,  NAKAZAWA Takayuki (Fac. of Engineering, Univ. of Toyama) ,  AKAMARU Satoshi (Hydrogen Isotope Res. Center, Univ. of Toyama) ,  WATANABE Kuniaki (Hydrogen Isotope Res. Center, Univ. of Toyama) ,  NISHIMURA Katsuhiko (Fac. of Engineering, Univ. of Toyama) ,  MORI Katsunori (Fac. of Engineering, Univ. of Toyama) ,  MATSUYAMA Masao (Hydrogen Isotope Res. Center, Univ. of Toyama)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 49  号： 6  ページ： 1428-1433 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： GdPd水素化物(重水素化物)の熱力学および磁気的性質を調べた。GdPd-Q(Q=HあるいはD)系の圧力-組成等温線のそれぞれが,GdPdの水素誘起不均化が[Q]/[GdPd]>0.4より上で観察されるが,0.05<[Q]/[GdPd]<0.4においてプラトー域を示した。不均化生成物はGdQ₂およびGd₃Pd₄であると決定した。[Q]/[GdPd]=0.2でのGdPd水素化物形成についてのエンタルピー変化を等温線からΔH_f°=-130kJ/mol_H2および-122kJ/mol_D2と評価した。磁化測定がGdPdおよびその水素化物の有効磁気モーメントは,Gd³⁺のものとほぼ同じであった。このことは,GdPdおよびその水素化物の磁気的性質はガドリニウム原子によって支配されることを示している。事実,磁気規則化温度および常磁性Curie温度も水素量に対して不変であることを見出し,吸収した水素の1s軌道からの電子はガドリニウムの4f-電子の性質に僅かな影響しか与えないことを明らかにしている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ガドリニウム化合物 ,  *パラジウム化合物 ,  水素化物 ,  重水素化合物 ,  *熱力学 ,  等温線 ,  不均化 ,  エンタルピー ,  *磁気モーメント ,  Curie温度

分類 (2件)： 金属,合金の化学熱力学(混合系)  (CB02032I) ,  金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (15件)：

• TISHIN, A. M. Phys. Rev. B. 1999, 59, 503-511
• LOEBICH, O. Jr. J. Less-comm. Met. 1973, 31, 111-118
• BUSCHOW, K. H. J. Phys. Status Solidi A. 1984, 84, 207-213
• DE VRIES, J. W. C. Phys. B. 1985, 128, 183-189
• KOHLMANN, H. Inorg. Chem. 2001, 40, 2608-2613

タイトルに関連する用語 (3件)： 水素化物 ,  熱力学 ,  磁気的性質