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J-GLOBAL ID:200902258054192451   整理番号:08A0737408

グリコシドヒドロラーゼファミリー63に属するEscherichia coli K12 YgjK,グルコシダーゼの基質特異性と機能への構造的洞察

Structural Insights into the Substrate Specificity and Function of Escherichia coli K12 YgjK, a Glucosidase Belonging to the Glycoside Hydrolase Family 63
著者 (7件):
資料名:
巻: 381  号:ページ: 116-128  発行年: 2008年08月01日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グリコシドヒドロラーゼファミリー63(GH63)に属する蛋白質は,細菌,古細菌および真核生物において見出されている。真核生物のGH63蛋白質は,真核生物のN-結合糖蛋白質のオリゴサッカライド前駆体を加水分解する,α-グルコシダーゼI酵素を処理する。これに対して,細菌と古細菌のGH63蛋白質の機能は不明確である。ここに,細菌GH63酵素,Escherichia coli K12 YgjKの結晶構造を1.78Å分解能で決定し,酵素のいくつかの性質を調べた。N-ドメインとA-ドメインから成るYgjKは,リンカー領域によって結合された。N-ドメインは18のアンチパラレルβ-鎖から成り,スーパー-β-サンドイッチとして分類された。A-ドメインは16αヘリクッスを含み,その12は(α/α)6-バレルを形成する。残りの4α-ヘリックスは筆者らがA′-領域として指定した,特別な構造ユニット中に見出された。YgjK,グリコシドヒドロラーゼGH-G族のメンバー,はグルコアミラーゼ(GH15)とキトビオースホスホリラーゼ(GH65),両者はGH-L族に属する,と構造類似性を共有する。グルコース,マンノース,およびガラクトースとの複合体のYgjKの結晶構造中で,グルコース,マンノース,およびガラクトース単位のすべてが触媒間隙に位置した。YgjKはニゲロースのα-1,3-グルコシド結合に対して最も高い活性を示した。しかしながら,活性は低いけれども,トレハロース,コジビオース,および,マルトースからマルトヘプタオースまでのマルトオリゴ糖も加水分解した。これらの知見は,YgjKは糖に対してゆるい特異性を持つグルコシダーゼであることを示唆した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  酵素一般 
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