抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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屋上緑化,壁面緑化,人工地盤などの緑化部分では植物根の挙動による建造物への影響が生じる。外力としての植物根の挙動は主として押付けと肥大によるが,ここでは肥大力に対する測定法を開発し,その適用結果を報告した。この検討の主な結果は以下の通り。1)ソメイヨシノの根の肥大力は夏季の3箇月で約270N,冬季の2箇月で約40N増加した。2)根の直径は夏季2箇月で約0.17mm,冬季2箇月でも約0.02mm増加した。3)夏季の肥大力,肥大量は一日毎の周期的変動を繰返しながら全体として増加傾向を示した。又,樹液の流速測定結果から周期的な日変化は蒸散による膨張収縮に起因することが判った。冬季は蒸散が緩慢となり,肥大力,肥大量の日変化も非常に小さい。