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J-GLOBAL ID：200902259184161384   整理番号：08A0986572

重金属などを含む掘削残土の分別処理方法

Study on Segregated Disposal Method for Rock Muck including Toxic Substance

著者 (2件)： 服部修一 (鉄道・運輸機構) ,  太田岳洋 (鉄道総合技術研)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 39  号： 10  ページ： 747-757  発行年： 2008年10月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土木工事における掘削残土からの酸性水の浸出や重金属の溶出を制御する手法として,東北新幹線の八甲田トンネルで実施した掘削残土の判定手法と分別処理方法について述べた。掘削残土を,酸性水の発生が予想される「管理型」とそれ以外の「一般型」に2分することとし,判定フロー,判定基準値,および分別処理条件と管理フローを示した。「管理型」掘削残土は酸性化を抑制する必要があり,その土捨場は底面・上面とも多重遮水構造とし,さらに漏水検知システムを導入した。「一般型」および「管理型」の土捨場の浸出水について,水温,pH,電気伝導率,イオン濃度,重金属濃度を監視し,経時変化を把握した。以上により,当該手法が妥当であると判断した。また,今後の掘削残土の分別処理に対し,問題点を指摘し改善策を提示した。

シソーラス用語： *掘削土 ,  *土捨場 ,  *廃棄物処理 ,  トンネル掘削 ,  捨土 ,  判定基準 ,  流れ図 ,  防水構造 ,  積層構造 ,  水漏れ ,  監視装置 ,  浸出液 ,  酸性化 ,  水温 ,  pH【水素イオン指数】 ,  電気伝導率 ,  イオン強度 ,  重金属 ,  新幹線
準シソーラス用語： *掘削残土 ,  東北新幹線 ,  漏水検知システム ,  *分別処理

分類 (1件)： 廃棄物処理  (RA01095A)

引用文献 (13件)：

• 黒沢邦彦: 旧日産戸井鉱山の酸性坑内水について, 地下資源調査書報告, Vol.57, pp. 1-12, 1985.
• 野坂徹・飯酒盃久夫・川越健・片山政弘・石濱茂崇: 建設分野における環境地質的課題--事例報告--, 日本応用地質学会平成12年度研究発表会講演論文集, pp. 305-308, 2000.
• SINGER, P. C. and STUMM, W.: Acidic mine drainage: the rate determining step, Science, No.167, pp. 1121-1123, 1970.
• 土木研究所編: 建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュァル [暫定版], 鹿島出版会, 149p, 2004.
• 仙台市: 自然的原因により重金属が環境基準を超える建設発生土の対応について, 記者発表資料, http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/houdou/07, 2008年4月14日.

タイトルに関連する用語 (5件)： 重金属 ,  掘削 ,  残土 ,  分別 ,  処理方法