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J-GLOBAL ID:200902259364013600   整理番号:09A0517133

YBaCo4O7+δにおける酸素秩序化と移動度

Oxygen Ordering and Mobility in YBaCo4O7+δ
著者 (8件):
資料名:
巻: 131  号: 13  ページ: 4880-4883  発行年: 2009年04月08日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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カゴメ型格子構造などの独特な特徴を持つYBaCo4O7は,種々の物理・構造特性を,更に,YBaCo4O7とその誘導体は,優れた化学安定性を示す。また,YBaCo4O7とその誘導体は,希土類元素Rを使用して,RBaCo4O7+σ(σは,酸素不定比性)で表記される新たなコバルト系酸化物を構成する。そして,柔軟性あるYBaCo4O7の構造によって,過剰酸素原子を大量に蓄積できる。この過剰酸素原子は,六方晶系から斜方晶系までの構造対称性を単純化しつつ,大規模超構造の形成を齎す。本稿では,過剰酸素原子の挙動に焦点を当てて,RBaCo4Oσ+7型材料の構造解析を行った。まず,YBaCo4O8.5試料を,Y2O3,BaCO3,そして,Co3O4粉末からなる混合物を1050°Cでの固相反応により合成することで,親相YBaCo4O7を形成し,次に,10Mpaでの酸素処理をこの試料に施した。なお,この試料の酸素含有量σは,1.5とした。そして,電子回折(ED)法によって,YBaCo4O8.5の過剰酸素の存在が示された。この過剰酸素は,いくつかの構造変調として現われたように種々の構成の秩序を形成することが分かった。更に,電子照射によって,YBaCo4O8.5の酸素移動度の異常な現象である格子内の過剰酸素原子の回遊が示された。この過剰酸素原子の回遊は,電子ビーム加熱効果によるものであり,可逆構造変調転位をもたらす。本調査の結果から,広範囲の酸素関連特性に関わるコバルト酸素系を理解する上で重要とされる高自由度の過剰原子の痕跡が示され,これにより,遷移金属酸化物系の酸素拡散プロセスに関する理解が深まるものと期待される。
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分類 (1件):
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固体中の拡散一般 
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