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J-GLOBAL ID：200902259866106695   整理番号：08A0727188

ホイスラー化合物Ru₂CrGeとRu₂CrSnの強磁場下における磁性と伝導現象

著者 (6件)： 岡田宏成 (東北大 金属材料研) ,  小山佳一 (東北大 金属材料研) ,  渡辺和雄 (東北大 金属材料研) ,  草刈陽介 (東北学院大 工) ,  鹿又武 (東北学院大 工) ,  西原弘訓 (龍谷大 理工)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2007  ページ： 105-108  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホイスラー化合物は優れたハーフメタル性を示すことから,スピントロニクス材料への応用が期待されている。それと関連して,本研究ではCr含有ホイスラー化合物のRu₂CrGeとRu₂CrSnの磁性と伝導現象の解明のために,強磁場下での磁化測定及び電気抵抗測定を行った。まず,X線回折によってこれらの化合物の構造解析を行い,L2₁型の単相のホイスラー化合物であることを確認した。1.5~300Kでの磁化率の温度依存性及び最大18Tの磁場中での電気抵抗の温度依存性の測定結果を示した。Ru₂CrGeは反強磁性体(T_N=13K)であり,130K近傍で金属伝導から半導体伝導に連続的に変化する。Ru₂CrSnは7K以下でスピングラス的挙動,半金属的伝導及び正の磁気抵抗効果を示した。交換相互作用定数についても評価した。

シソーラス用語： *ホイスラー合金 ,  *ルテニウム合金 ,  クロム含有合金 ,  ゲルマニウム含有合金 ,  スズ含有合金 ,  強磁場 ,  *磁性 ,  スピントロニクス ,  磁化 ,  電気抵抗 ,  構造解析 ,  温度依存性 ,  磁気抵抗効果 ,  磁化率 ,  半金属 ,  電気抵抗率 ,  スピンガラス ,  *電気伝導

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  磁気的性質  (WB02020J)

タイトルに関連する用語 (5件)： ホイスラー化合物 ,  強磁場 ,  磁性 ,  伝導 ,  現象