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J-GLOBAL ID：200902259990162447   整理番号：09A1064664

μオンスピン回転により調べたTlCu_0.985Mg_0.015Cl₃における不純物および圧力誘起秩序間のスピン状態の連続的変化に対する証拠

Evidence for continuous change of spin states between impurity-induced order and pressure-induced order in TlCu_0.985Mg_0.015Cl₃ probed via muon spin rotation

著者 (8件)： SUZUKI Takao (RIKEN, Saitama, JPN) ,  WATANABE Isao (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YAMADA Fumiko (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  ISHII Yasuyuki (RIKEN, Saitama, JPN) ,  OHISHI Kazuki (RIKEN, Saitama, JPN) ,  RISDIANA (RIKEN, Saitama, JPN) ,  GOTO Takayuki (Sophia Univ., Tokyo, JPN) ,  TANAKA Hidekazu (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 80  号： 6  ページ： 064407.1-064407.5  発行年： 2009年08月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MgをドープしたTlCuCl₃に対してIImamuraら[Phys.Rev.B74,064423(2006)]によって報告された不純物および圧力誘起秩序相の間のクロスオーバー現象を検証する目的で,1気圧ゼロ磁場中で2.85Kに磁気的相転移を持つTlCu_0.985Mg_0.015Cl₃に対して,ゼロ縦磁場μオンスピン緩和(ZF-LF-μSR)測定を2k気圧までの圧力範囲で行った。その結果,長距離秩序の存在を示す自発的μオンスピン回転が,2.3Kにおいて0.5k気圧以上の圧力下で観測できた。また,1気圧下では,LF-μSRの測定からは静的な内部磁場の存在を確認できたが,0.29Kまでの測定で自発的μオンスピン回転は観測されななかった。これらの結果から,IImamuraらが観測したクロスオーバー現象は短距離秩序から長距離秩序への連続的な変化であると結論した。

シソーラス用語： μSR ,  *圧力効果 ,  *磁気秩序 ,  *塩化物 ,  *タリウム化合物 ,  *銅化合物 ,  エネルギーギャップ ,  クロスオーバー効果 ,  短範囲規則度 ,  スピンギャップ
準シソーラス用語： μオンスピン回転 ,  *不純物効果 ,  短距離秩序度

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (5件)： μオンスピン回転 ,  不純物 ,  誘起 ,  スピン状態 ,  証拠