文献

J-GLOBAL ID：200902260030385857   整理番号：08A0745090

高濃度ヒドロキシアルミニウム-ケイ酸塩溶液からのイモゴライト生成に及ぼす透析の効果

Effects of Dialysis on the Formation of Imogolite from Highly Concentrated Hydroxyaluminum-Silicate Solution

著者 (5件)： NAKANISHI Ryosuke (AIST, Tsukuba) ,  SUZUKI Masaya (AIST, Tsukuba) ,  INUKAI Keiichi (AIST, Nagoya) ,  MAEDA Masaki (AIST, Nagoya) ,  WADA Shin-Ichiro (Kyushu Univ., Fukuoka)
資料名： Transactions of the Materials Research Society of Japan  (Transactions of the Materials Research Society of Japan)
巻： 33  号： 2  ページ： 493-496  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： L4468A  ISSN： 1382-3469  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イモゴライトは,天然の土壌中に存在するナノチューブ状ケイ酸アルミニウムである。そのユニークな形態と構造から,イモゴライトは,高比表面積を有するのみならず,優れた吸着特性および親水性を示す。本研究では,共存イオン濃度を透析により減少した濃厚ヒドロキシアルミニウム-ケイ酸塩溶液からのイモゴライトの合成を行った。イモゴライトの生成に及ぼす透析および透析した溶液の熟成の効果を調べるために,ヒドロキシアルミニウム-ケイ酸塩溶液からの12~144hの透析溶液を調製し,色々な熟成時間条件下(室温,0~6日および98°Cで5日)で加熱した。その結果,イモゴライトは,透析後6日以内に,熟成期間によらず,48~108h透析した溶液から合成されることが分かった。120h以上の透析の場合,6日間の熟成ではイモゴライトは合成されなかった。

シソーラス用語： *イモゴライト ,  *化学合成 ,  *ケイ酸塩 ,  アルミニウム化合物 ,  *透析 ,  *金属イオン ,  除去 ,  ケイ酸アルミニウム ,  *ケイ酸ナトリウム ,  *塩化アルミニウム ,  水酸化ナトリウム ,  時間依存性 ,  熟成
準シソーラス用語： 共存性

分類 (1件)： 合成鉱物  (CD01040K)

引用文献 (12件)：

• K. Wada and N. Yoshinaga, The Amer. Miner., 54, 50-71(1969)
• V. C. Farmer, A. R. Fraser and J. M. Tait, J. Chem. Soc. Chem. Commun., 13, 462-463(1977)
• P. D. G. Cradwick, V. C. Farmer, J. D. Russell, C. R. Masson, K. Wada and N. Yoshinaga, Nature Phys. Sci., 240, 187-89(1972)
• M. Suzuki, Japanese Clay Sci., 42, 144-47(2003)
• K. Yamamoto, H. Otsuka, S.-I. Wada and A. Takahara, Trans. Mater. Res. Soc. Jpn., 29, 149-52(2004)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高濃度 ,  ケイ酸塩 ,  溶液 ,  イモゴライト ,  透析