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J-GLOBAL ID：200902260048865015   整理番号：08A0567524

ケルセチンはCaco-2細胞の上皮バリア機能を増し,クラウジン-4発現を増加させる

Quercetin Enhances Epithelial Barrier Function and Increases Claudin-4 Expression in Caco-2 Cells

著者 (7件)： AMASHEH Maren (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  SCHLICHTER Susanne (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  AMASHEH Salah (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  MANKERTZ Joachim (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  ZEITZ Martin (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  FROMM Michael (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU) ,  SCHULZKE Joerg D. (Inst. of Clinical Physiology, Berlin, DEU)
資料名： Journal of Nutrition  (Journal of Nutrition)
巻： 138  号： 6  ページ： 1067-1073  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： E0050A  ISSN： 0022-3166  CODEN： JONUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ケルセチンはフラボノイド類の中のフラボノール類に属し,タマネギやケール,リンゴに多く含まれる。高血圧症やガン,炎症などの病因に有用な作用を示すが,小腸上皮バリア機能に関する研究は少ないので,単層培養Caco-2細胞を用いて調べた。Ussingチャンバーで[³H]-マンニトール,²²Na⁺,³⁶Cl^-などのトレーサーの上皮輸送抵抗性(R^t)を測定した結果,ケルセチン(0~200μmol/L)添加で濃度依存的に24時間後R^tが増した。R^tの増加と平行して密着結合(TJ)蛋白質のうちクラウジン-4の蛋白質が増加した。アポトーシス率はケルセチンの影響を受けなかった。ケルセチンはクラウジン-4の転写発現調節により腸炎症時のバリア機能を高めると考えられる。

シソーラス用語： 食品成分 ,  Caco2細胞 ,  上皮 ,  機能 ,  *膜貫通タンパク質 ,  標識法 ,  濃度依存性 ,  アポトーシス ,  遺伝子発現 ,  細胞結合 ,  ナトリウム化合物 ,  金属イオン ,  アニオン ,  腸炎 ,  耐性 ,  mRNA ,  ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン ,  糖アルコール
準シソーラス用語： *クラウジン4 ,  タイトジャンクション ,  ナトリウムイオン ,  バリア機能 ,  塩素イオン ,  上皮輸送抵抗性

分類 (3件)： 動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R) ,  腸  (EJ06040N) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (2件)： ケルセチン ,  マンニトール

タイトルに関連する用語 (5件)： ケルセチン ,  Caco-2細胞 ,  上皮バリア ,  クラウジン-4 ,  発現