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J-GLOBAL ID:200902260176609226   整理番号:09A1037449

宇宙線ミュオン測定による高炉の炉内検知

Probing the Inner Structure of Blast Furnace by Cosmic-ray Muon Radiography
著者 (9件):
資料名:
巻: 95  号: 10  ページ: 665-671  発行年: 2009年10月01日 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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炉床レンガの損耗は高炉の寿命を支配する要因である。宇宙線ミュオンはほぼ一定のエネルギースペクトルを持ち,未知の「厚さ」(密度×長さ)を持つ物体を透過する際の強度減衰を測ることで,厚さを知ることが出来る。本稿では,ミュオン強度の空間的分布を測定することにより,高炉炉内物質の密度と炉底レンガの損耗量の推定を試みた。宇宙線ミュオンによるラジオグラフィー(レントゲン写真撮影)の測定原理と計測装置について説明した。高炉の測定には永嶺らの火山体観測に用いた測定系を用いた。2004年に改修した新日鐵大分第2高炉の高炉吹止め後に取り出した炉底マンテルを使っての測定,さらに,改修後稼働した高炉についても炉底部の測定結果を示した。以下の結果を得た。1)レンガと残銑部の形状および密度差に対応したミュオン強度分布が得られることが検証できた。2)新高炉の炉床湯溜まり部分の平均密度は6.35g/cm3と推定された。3)新高炉の炉底レンガの損耗レベルは約15~20cmと推定された。本測定方法により,高炉内の物質密度分布およびレンガの損耗量を推定できる可能性を見出した。
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分類 (1件):
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炉,製造装置 
引用文献 (5件):
  • 1) M.Nitta: Shinnittetsu Giho, No. 384, (2006), 111.
  • 2) K.Nagamine: Introductory Muon Science, Cambridge University Press, (2003).
  • 3) K.Nagamine, M.Iwasaki, K.Shimomura and K.Ishida: Nucl. Instr. Methods Phys. Res., A356 (1995), 585.
  • 4) H.Tanaka, K.Nagamine, N.Kawamura, S.Nakamura, K.Ishida and K.Shimomura: Nuclear Instruments, A507 (2003), 657.
  • 5) H.Tanaka and K.Nagamine: Kazan, 48 (2003), No. 4, 345.
タイトルに関連する用語 (3件):
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