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J-GLOBAL ID:200902260353580489   整理番号:09A0441652

MIMO-OFDM移動通信における同一チャネル干渉を除去するための空間フィルタを備えたMAP受信機

MAP Receiver with Spatial Filters for Suppressing Cochannel Interference in MIMO-OFDM Mobile Communications
著者 (4件):
資料名:
巻: E92-B  号:ページ: 1841-1851  発行年: 2009年05月01日 
JST資料番号: L1369A  ISSN: 0916-8516  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本論文は,MIMO-OFDM移動通信に対する同時最大事後(MAP)検出と空間フィルタリングを提案する。これは優れた受信機性能を,干渉制約チャネルを経由する場合でも提供する。提案した同時処理器は,対数尤度生成器とMAP等化器から成る。対数尤度生成器は,受信信号を空間フィルタリングすることにより同一チャネル干渉を除去し,送信信号候補の分岐メトリックスを与える。この分岐メトリックスを使用して,MAP等化器は符号化ビットの対数尤度比を生成し,MAP基準に従い通信路符号化を実行する。第一段では,対数尤度生成器は高速Fourier変換(FFT)に先立ち受信信号の空間時間フィルタリング(STF)を実行し,プレFFT型STFと呼ぶ。時間空間フィルタのタップ係数,所望信号の等価チャネルインパルス応答を含むパラメータ推定は,受信および送信両信号の自己相関行列の固有値分解を利用する。さらに改善するため,第二段では,生成器はFFT出力の空間フィルタリング(SF)を実行し,ポストFFT型SFと呼ぶ。空間フィルタのタップ係数とチャネルインパルス応答の両方の推定は,平滑化を伴う再帰最小二乗(RLS)を使用する。プレFFT型STFからポストFFT型SFへ切り換える理由は,プレFFT型STFはポストFFT型SFよりも限られた数のプリアンブル記号で性能が優れているためで,一方でポストFFT型SFはプレFFT型STFよりもデータ記号が高い信頼性で検出されパラメータ推定に使用できる場合に性能が優れている。提案方式と通常方式との間には二つの大きな違いがあることに注意されたい。一つは提案方式がプレFFT型STFとポストFFT型SFの2段処理を実行することで,もう一つは提案方式のパラメータ推定に平滑化アルゴリズムを適用することである。計算機シミュレーションは,提案方式により干渉制約チャネル条件下で優れたPER性能が達成可能であり,プレFFT型STFとMAP等化器の通常の同時処理の性能を凌駕できることを実証する。(翻訳著者抄録)
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移動通信 
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