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J-GLOBAL ID:200902260472729474   整理番号:08A0530100

甲状腺ホルモン受容体は遺伝子発現に必須の応答領域のヒトMDR1遺伝子発現-同定を媒介する

Thyroid hormone receptor mediates human MDR1 gene expression-Identification of the response region essential for gene expression
著者 (4件):
資料名:
巻: 474  号:ページ: 82-90  発行年: 2008年06月01日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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MDR1遺伝子によりエンコードされたP糖蛋白質は,種々の組織で発現され多くの薬物および生体異物の吸収および除去において重要な役割をしている薬剤排出輸送体である。MDR1遺伝子の誘導は,薬物動態および薬物処理の効率に影響する。甲状腺ホルモン受容体(TR)は,甲状腺ホルモン(TH)-依存性でMDR1遺伝子発現を誘導することを本研究で示した。TH-応答要素の存在に対し,ヒトMDR1遺伝子の5′-上流領域を調べた。TH応答領域はMDR1の転写開始部位から-7.9および-7.8kb上流の間にあることを,ルシフェラーゼ受容体遺伝子アッセイが明らかにした。この領域は2つの応答クラスタを含み,そのうちの1つは3つのヌクレオチドスペーサー(DR3)および4つのヌクレオチドスペーサーDR4(I)を持つ直接反復を含み,いま1つは2つのDR4(IIおよびIII)を含んでいた。各直接反復は,TH応答への独特な寄与を有することを突然変異解析が示した。特に,DR4(I)は最も重要な要素であることが示された。TRおよびレチノイドX受容体(RXR)はTH応答領域に結合することをクロマチン免疫沈降アッセイが明らかにし,TR/RXRヘテロダイマーの1分子がこの領域におけるクラスタの各々に結合し上流のものへの結合が優先性であることをゲル泳動度シフトアッセイが確認した。さらに,TR/RXRの2分子が,TH応答領域に同時に結合できることを示した。直接反復への結合親和性の順序は,DR4(I)>DR4(II)>DR4(III)≒DR3であった。TRにより媒介されたMDR1遺伝子発現の最大誘導に対し,これら2つの密接に配置されたTR/RXR-結合クラスタの両者が必要であることを結果が示した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  遺伝子発現  ,  生物学的機能 

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