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J-GLOBAL ID：200902261197460113   整理番号：09A1212065

河川樋門コンクリートの凍害劣化と再劣化に関する調査

Survey of Frost Damage and Re-deterioration to River Sluices

著者 (5件)： 内藤勲 (土木研 寒地土木研) ,  田口史雄 (土木研 寒地土木研) ,  石谷隆始 (土木研 寒地土木研) ,  畠秀樹 (土木研 寒地土木研) ,  出合寿勇 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木研究所月報  (土木研究所寒地土木研究所月報)
号： 678  ページ： 17-26  発行年： 2009年11月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 1881-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 凍害等によって劣化した河川樋門コンクリートの対策として,断面補修や表面被覆補修が行われているが,早期に再劣化を生じている事例が見受けられる。これらは,劣化状況に応じた適切な補修がなされていないことなどに起因する。このため本研究では,河川樋門構造物の維持管理費低減を目的とした適切な点検および補修方法等を検討するため,目視調査による北海道内各地域の凍害劣化状態の把握,超音波伝播速度測定,強度試験等による再劣化原因の推定を行った。その結果,樋門の凍害劣化度合いは,水分供給されやすい部位や気温等の気象条件の違いによって異なり,地域の劣化状況に応じた補修方法が必要であること,早期再劣化の原因は,被覆内部の劣化コンクリートの劣化進行による要因が大きく,再劣化防止には,補修前の下地処理方法に留意することが重要であることが明らかとなった。また,超音波伝播速度測定によって被覆補修構造物を傷めない劣化診断が可能であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *凍害 ,  *水門 ,  *河川 ,  樋 ,  *構造物 ,  コンクリート構造 ,  積雪寒冷地 ,  *劣化 ,  現地調査 ,  肉眼検査 ,  非破壊検査 ,  破壊試験 ,  トモグラフィー ,  超音波透過法 ,  超音波速度 ,  圧縮試験 ,  圧縮強さ ,  付着強さ ,  気象条件 ,  凍結融解 ,  係数 ,  地域 ,  北海道 ,  *コンクリート構造物 ,  圧縮強度試験 ,  付着強度試験 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： *河川樋門 ,  *再劣化 ,  地域係数 ,  *凍害劣化 ,  樋門

分類 (3件)： 河川工事  (RC12030X) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (7件)：

• 気象庁; アメダスデータ, 1997. 10~2007. 5
• 林田宏, 田口史雄, 遠藤裕丈, 草間祥吾; コンクリート構造物の凍害に関する環境因子と劣化予測の検討, 第20回ふゆトピア研究発表会論文集, pp. 28, 2008. 2. 1
• 木村芳幹; 超音波トモグラフィー法によるコンクリート構造体品質の推定,(財) 日本建築総合試験所機関誌GBRC, Vol.33, No.2, pp. 13-21, 2008. 4
• 林田宏, 田口史雄, 遠藤裕丈, 草間祥吾; 超音波伝播速度測定によるコンクリート構造物の凍害診断に関する基礎的研究, 寒地土木研究所月報No656, pp. 10-15, 2008. 1
• 超音波試験 (土研法) による新設の構造体コンクリート強度測定要領 (案), 土木研究所,(社) 日本非破壊検査協会, 2006. 5

タイトルに関連する用語 (5件)： 河川 ,  樋門 ,  コンクリート ,  凍害 ,  調査