抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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青磁釉における鉄の状態をシンクロトロン光分析を用いて,陶磁器の発色機構を研究した。1300°C焼成で透明となる3種の基礎釉薬に,Fe
2O
3を2重量%添加し,素焼基板上に施釉し,種々の雰囲気ガス濃度でガス窯焼成した。色差測定(L*a*b)およびシンクロトロンXAFS測定により研究した。その結果,同一組成の場合,還元ガス濃度が高くなると,黄色→青(緑)色に変化する。これは鉄の原子価が3から2に変化するためと考えられる。一方,基礎釉薬のアルカリ土類金属の原子量が大きくなるとともに。発色は黄緑色→青緑色に変化し,これは発色が鉄の原子価のみにより支配されていないことを示唆している。