文献

J-GLOBAL ID：200902261291072704   整理番号：08A0282463

パワースプリット型ハーフトロイダルCVTのトルク伝達特性

Torque Transmission Characteristics of a Power-Split Half-Toroidal CVT Box

著者 (2件)： 豊田希 (横浜国大) ,  田中裕久 (横浜国大)
資料名： 自動車技術会論文集  (Transactions of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 39  号： 2  ページ： 293-298  発行年： 2008年03月25日 
JST資料番号： S0826A  ISSN： 0287-8321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハーフトロイダル型可変変速部(CVU)の変速制御法を検討するために,設計入力トルク370Nm,変速比幅6.33(CVUの変速比幅4.333)のCVTボックスを作成し試験を行ったことを紹介した。実験では,トルク循環を伴ったパワースプリットモード(PSTモード)の伝達特性の把握と,モード切換とキックダウンという過度現象に注目した。実験結果は次の通りであった。1)モード切換に伴う出力軸サージトルクは,バリエータの理想的なモード切換減速比からのずれに比例して大きくなるが,出力軸の伝達トルクには大きく依存しないこと,2)理想状態でモード切換した時には,サージトルク発生なしで0.3sec以内にモード切換が可能であり,3)無負荷のキックダウン試験では,アンダーラップ状態でのクラッチ切換により減速比幅3.77という急激な減速動作を1.6sec以内に完了でき,4)有負荷時には,オーバーラップ状態でクラッチ切換する方法を試し,変速ショックのないキックダウン動作を確認できた。

シソーラス用語： *動力伝動 ,  *無段変速装置 ,  トルク ,  減速 ,  遊星歯車 ,  クラッチ操作装置 ,  過渡現象 ,  回転数 ,  シーケンス制御 ,  速度比 ,  速度制御 ,  変速操作装置 ,  操作 ,  減速比
準シソーラス用語： 逐次制御 ,  *CVT ,  *ハーフトロイダルCVT ,  変速比 ,  運転操作 ,  変速

分類 (2件)： 動力伝達装置  (QG03020Z) ,  伝動装置  (QB01070Z)

引用文献 (4件)：

• TOYODA, Nozomi. Efficiency and stability of the six power-roller half-toroidal variator with 430Nm torque capacity. FISITA2006. 2006
• IMANISHI, Takashi. Control of Geared-Neutral System in Half-Toroidal IVT. Proc. of 5th International CTI Symposium, 2006. 2006, 2
• SHINOJIMA, Takumi. Development of the Next-Generation Half-Toroidal CVT with geared Neutral and Power-Split Systems for 450 N-m engines. CVT2004. 2004
• 両角宗晴. 遊星歯車と差動歯車の理論と設計計算法. 1989, 178

タイトルに関連する用語 (2件)： トロイダルCVT ,  トルク伝達特性