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J-GLOBAL ID：200902261540053596   整理番号：08A0465813

影付け平面を用いた複合現実感における高速陰影表現手法

Fast Shading and Shadowing of Virtual Objects Using Shadowing Planes in Mixed Reality

著者 (4件)： 角田哲也 (東大 大学院学際情報学府) ,  角田哲也 (日本学術振興会) ,  大石岳史 (東大 大学院情報学環) ,  池内克史 (東大 大学院情報学環)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 62  号： 5  ページ： 788-795  発行年： 2008年05月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複合現実感(MR)における光学的整合性問題を解決するため,シーンの三次元モデル周辺に仮想平面物体(影付け平面)を配置し,この平面群に対して物体の影を表す画像をテクスチャマッピングすることによって実光源環境に対応した物体のソフトシャドウを高速に表現する手法を開発した。この手法は,影付け平面による視点変更と,GPUによる実時間処理を可能にする。まず,実光源を近似した基礎光源を用いて物体の影を生成し,魚眼レンズカメラを用いて得た全方位画像から光源分布を推定し,任意の光源に対応した影画像を得る。次に,影画像を影付け平面に写像し,アルファブレンドを用いて物体表面の影を表現する。室内/屋外におけるMR実験を行った。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  *影 ,  *レンダリング ,  高速アルゴリズム ,  光源 ,  写像 ,  画像合成 ,  実時間処理 ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： ソフトシャドウ ,  テクスチャマッピング ,  全方位画像 ,  視点移動

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (26件)：

• 1) 田村秀行, 大田友一 : “複合現実感”, 映情学誌, 52, 3, pp.266-272 (March 1997)
• 2) R. Azuma : “A Survey of Augmented Reality”, Presence: Teleoperators and Virtual Environments, 6, 4, pp.355-385 (August 1997)
• 3) R. Azuma, Y. Baillot, R. Behringer, S. Feiner, S. Julier, and B. MacIntyre : “Recent Advances in Augmented Reality”, IEEE Computer Graphics and Applications, 21, 6, pp.34-47 (November 2001)
• 4) 池内克史, 佐藤洋一, 西野恒, 佐藤いまり : “複合現実感における光学的整合性の実現”, 日本バーチャルリアリティ学論誌, 4, 4, pp.623-630 (December 1999)
• 5) A. Woo, P. Poulin, and A. Fournier : “A Survey of Shadow Algorithms”, IEEE Computer Graphics and Applications, 10, 6, pp.13-32 (November 1990)

タイトルに関連する用語 (5件)： 影 ,  複合現実感 ,  陰影 ,  表現 ,  手法