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J-GLOBAL ID：200902262541134790   整理番号：08A0252667

高精度気象・海象予測データに基づく内航船の省エネルギー運航について

Energy Saving Operation for Coastal Ships Based on Precise Environmental Forecast

著者 (3件)： 高嶋恭子 (東京海洋大 大学院) ,  加納敏幸 (海上技術安全研) ,  小林充 (海上技術安全研)
資料名： 日本航海学会論文集  (Journal of Japan Institute of Navigation)
号： 118  ページ： 99-106  発行年： 2008年03月25日 
JST資料番号： F0535A  ISSN： 0388-7405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 陸上輸送を内航海運に転換(モーダルシフト)すれば,物流分野における環境負荷低減が達成され,地球温暖化対策の中心的手段になるとして注目されている。しかし,内航船は気象・海象の影響を受けやすいために,定時性・速達性に課題を抱えており,そのことはモーダルシフトが進展しない一因となっている。本研究は高精度気象・海象予測に基づく省エネルギー運航のための,最小燃料消費航路を計算するアルゴリズムを開発した。これにより船体などのハード面の改造をすることなく,省エネルギー運航が可能となる。アルゴリズムの有効性確認のために,実船をモデルシップとしてシミュレーションを行った。燃料の節約には,プロペラ回転数をダイナミックに制御するより,有利な気象・海象が利用できる航路を選定するほうが重要であるなどと結論した。

シソーラス用語： *気象データ ,  地球温暖化 ,  *海象 ,  交通政策 ,  アルゴリズム ,  回転数 ,  *船舶運用 ,  *運航 ,  有効性 ,  モーダルシフト ,  *省エネルギー技術 ,  舶用プロペラ ,  *節約
準シソーラス用語： *省エネルギー ,  船用プロペラ

分類 (1件)： 航海と実務  (TD01020F)

引用文献 (3件)：

• 夏海波. リアルタイム気象海象データを考慮した沿岸海域航行船舶のウェザー・ルーチングに関する研究. 関西造船協会論文集. 2005, 243, 159-166
• 高嶋恭子. ウェザールーティングによる燃料節約-コンテナ船の航海データを用いたシミュレーション-. 日本航海学会論文集. 2004, 111, 259-266
• 萩原秀樹. 最適航路に関する考察. 日本航海学会論文集. 1980, 64, 80-81

タイトルに関連する用語 (6件)： 気象 ,  海象 ,  予測 ,  内航船 ,  省エネルギー ,  運航