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J-GLOBAL ID：200902263053931661   整理番号：09A0548099

道路監視用CCTVカメラの画像を利用した視認性情報システムの実用可能性についての研究

著者 (5件)： 永田泰浩 (日本気象協) ,  萩原亨 (北大 大学院工学研究科) ,  金田安弘 (北海道開発技術セ) ,  荒木啓司 (鉄道総合技術研) ,  佐々木博一 (国土交通省 北海道開発局)
資料名： 交通工学  (Traffic Engineering)
巻： 44  号： 3  ページ： 89-99  発行年： 2009年05月 
JST資料番号： S0340A  ISSN： 0454-4595  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 吹雪による視界不良時に通行規制や多重事故が発生する北海道では,冬期の視界状況把握へのニーズが高い。本研究では,国道に整備されている道路監視用のCCTVカメラの画像から,道路の視界状況を定量的,自動的に評価する視認性情報システムの実証実験を行った。実験結果より,視認性情報システムが安定的に視認性情報を推定できることを確認した。次に,推定された視認性情報の検証を行った。気象データによる検証では,視程計で計測した視程が悪化するとともに,視認性情報も視界の悪化を示していた。被験者評価実験による検証では,被験者の評価した視界状況と視認性情報の相関が高いことが確認できた。一方で,被験者の個人差に比べると小さいものの,視認性指標が各CCTVカメラの背景の影響を受けていることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *監視 ,  *テレビジョン応用 ,  吹雪 ,  北海道 ,  視野 ,  情報システム ,  実証実験 ,  写真像 ,  気象データ ,  *道路交通 ,  *画像通信 ,  道路管理 ,  *交通情報
準シソーラス用語： *CCTV ,  *視認性

分類 (2件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  道路の維持修繕  (RC08050E)

引用文献 (18件)：

• Kajiya, Y., Kaneda, Y. and Tanji, K.; “Factors Inducing Multi-vehicular Collisions During Visibility Reduced by Snowstorm”, Transportation Research Record, Journal of the Transportation Research Board, No.1745, pp. 61-66, 2001
• Uemura, T., Matsuda, Y., Kajiya, Y. and Tanji, K.; “User Needs for Road Information in Hokkaido”, 10th World Congress and Exhibition on Intelligent Transport Systems and Services (CD-ROM).2003
• 松田恭次, 穂積順一, 須田康大; “画像処理によるトンネル内輝度分布測定装置の開発”, 電気関係学会東北支部連合大会講演論文集Vol.1994, pp. 244, 1994
• 穂積順一; “画像処理を用いたトンネル内視環境の測定手法”, 日本照明委員会大会講演予稿集Vol.13th, pp. 12~17, 1997
• 穂積順一; “トンネル内CCDカメラによる画像監視の多機能計測に向けて煤煙透過率計測と輝度計測”, 建設電気技術技術集Vol.2000, pp. 66~74, 2000

タイトルに関連する用語 (6件)： 道路 ,  CCTV ,  視認性 ,  情報システム ,  実用可能性 ,  研究