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J-GLOBAL ID:200902263077278349   整理番号:09A0775949

補因子非存在下においてラセミ化を触媒する:プロリンラセマーゼの反応機構

Catalyzing Racemizations in the Absence of a Cofactor: The Reaction Mechanism in Proline Racemase
著者 (2件):
資料名:
巻: 131  号: 24  ページ: 8513-8521  発行年: 2009年06月24日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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プロリンラセマーゼ(ProR)は,補因子の助けを借りずにLからDへの異性化を触媒するので,原型PLP(ピリドキサール-5′-ホスファート)非依存ラセマーゼと見なされている。最初の真核生物ProRは,ヒト寄生虫Trypanosoma cruzi(Tc)で同定された。ここで,PLP非依存ラセマーゼの最初の自由エネルギーシミュレーションを示す。ProRの反応機構を,古典力学(CM)と量子力学(QM)を併用したアプローチで研究した。ProRの平均力ポテンシャルを,ハイブリッドQMと分子力学(QM/MM)ポテンシャルで,古典アンブレラサンプリング分子動力学(MD)シミュレーションから得た。その結果,プロリンの水溶液脱プロトンとProRによる酵素ラセミ化は,同様な機構であり,共に安定な中間体は観察されない。1つの最有力な機構として,水または基質が,他の残基の直接関与なしに,活性部位のCys2分子の1つを脱プロトン化する。また,安定な中間体が観察される,PLP依存酵素アラニンラセマーゼ(AlaR)と対照的に,ProRでは非同期的協奏反応である。ProRにおいて,触媒負荷は,主に基質の炭酸部分への直接的水素結合を通して,酵素環境だけで担われ,一方AlaRではPLP補因子が,多数の荷電残基とともに,かなり触媒に寄与する。
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分類 (2件):
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酵素一般  ,  分子・遺伝情報処理 
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