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J-GLOBAL ID:200902263115312530   整理番号:09A1202584

慣習的資源管理による境界線の分散政策下における重要性

Importance of Boundaries in Customary Resource Management under Decentralized Policies: Case Study in Indigenous Kenyah Dayak, East Kalimantan, Indonesia
著者 (5件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 35-43  発行年: 2009年11月01日 
JST資料番号: L7477A  ISSN: 0285-1598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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クニヤー族は非木材森林資源の採集と焼畑農業に大きく依存している。従い,クニャー族は資源保護を確実にするために慣習法で資源管理を行っている。1999年の分散政策により州政府に対し慣習的資源管理(CRM)の強化,又は弱体化となり得る資源管理に関する政策の策定に幅広い権限を認可した。2006年,クニャー族の三つの村において93人の村人に聞き取りを行う目的で野外調査を実施した。本研究の目的は,分散政策下におけるCRMよる境界線の重要性について評価するものである。その結果は,分散政策がクニャー族間,クニャー族と他のダヤク族の間で資源に対する境界線における紛争をより増加させると示唆する。境界線は資源管理において非常に重要とみられクニャー族の社会において,”外”境界線を明確にすることにより資源採集の権利確保に必要な方策を採用した。都市化したクニャー族社会では,土地に対する私権の主張や地権者の倫理性の多様性といった必須の要件によりCRMはさほど厳しいものではない。私権を確保するために,大部分の個人所有地は保証され,”内”境界線を明確化しているとみなされている。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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林業政策 
引用文献 (25件):
  • AGRAWAL, A. Common Resources and Institutional Sustainability. The Drama of the Commons. 2002, 41-85
  • ALTMANN, J. The UNDP Role in Decentralization and Local Governance : A Joint UNDP-Government of Germany Evaluation. 2000
  • ANSHARI, G. Z. Continued Marginalization of Underprivileged Communities : Forest Management Following Decentralization in Sintang, West Kalimantan. 2005
  • BARR, C. The Impact of Decentralization on Forest and Forest-Dependent Communities in Malinau District, East Kalimantan. 2001
  • CASSON, A. Decentralization of Policies Affecting Forest and Estate in Kutai Barat District, East Kalimantan. 2001
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