エンドヘドラル金属フラーレン,Pr@C<sub>82</sub>におけるPr原子の4d-4f双極子共鳴

KATAYANAGI Hideki; KATAYANAGI Hideki; KAFLE Bhim P.; KOU Junkei; MORI Takanori; MITSUKE Koichiro; MITSUKE Koichiro; TAKABAYASHI Yasuhiro; KUWAHARA Eiji; KUBOZONO Yoshihiro

文献

J-GLOBAL ID：200902263346455805 整理番号：08A0501338

エンドヘドラル金属フラーレン,Pr@C₈₂におけるPr原子の4d-4f双極子共鳴

The 4d-4f dipole resonance of the Pr atom in an endohedral metallofullerene, Pr@C₈₂

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巻： 109 号： 9 ページ： 1590-1598 発行年： 2008年06月
JST資料番号： H0072A ISSN： 0022-4073 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

飛行時間質量分析法により,エンドヘドラル金属フラーレンPr@C₈₂の光イオン収率スペクトルを光子エネルギー域100-150eVで測定した。質量スペクトルには母イオンPr@C₈₂⁺,Pr@C₈₂²⁺,およびPr@C₈₂³⁺が観測された。Pr@C₈₂²⁺の光イオン収率スペクトルは,120-140eV域で1個の幅広いピークを持ち,これを封入されたPr原子の4d-4f巨大双極子共鳴に帰属した。Pr@C₈₂の絶対光吸収断面積を光イオン収率スペクトルから評価して,110eV(非共鳴)で37±12Mb,および130eV(共鳴)で52±13Mbを得た。これらPr@C₈₂の断面積を封入された金属原子の4f端付近で光子イオン化特性が研究された唯一の金属フラーレンであるCe@C₈₂の結果と比べた。巨大共鳴による光吸収の増大は,Pr@C₈₂とCe@C₈₂で類似するが,ピーク形状が大きく異なり,これはフラーレンケージと封入された金属イオン間の干渉効果として解釈できる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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原子・分子のクラスタ

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エンドヘドラル金属フラーレン,Pr@C82におけるPr原子の4d-4f双極子共鳴

エンドヘドラル金属フラーレン,Pr@C₈₂におけるPr原子の4d-4f双極子共鳴