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J-GLOBAL ID：200902263371891482   整理番号：09A0880522

崩壊形式を考慮した鋼構造柱梁接合部の塑性変形能力の定量的評価

著者 (1件)： 佐藤篤司 (京大 大学院)
資料名： JSSC (Japanese Society of Steel Construction)  (JSSC (Japanese Society of Steel Construction))
号： 73  ページ： 39  発行年： 2009年07月31日 
JST資料番号： S0180B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「鋼構造限界状態設計指針」や「鋼構造接合部設計指針」には,柱鋼管壁の面外剛性が終局時の崩壊形式等に及ぼす影響についての定量的な考察はなかった。そこで,柱鋼管壁の面外剛性を考慮した形で柱梁接合部の崩壊形式と塑性変形能力を定量的に評価するために3次元固体要素を用いた有限要素法解析を行った。実験により破断が確認された引張側梁フランジスカラップ底の歪増加率に着目した。本著者は,既存の文献で無次元化曲げ耐力m=1時の崩壊形式評価式を提案した。主に有限要素解析結果を用いて,さらに梁断面形状(Zwp/Zp)が及ぼす影響を反映させるために崩壊形式評価式を拡張させた。今後は,実験データを蓄積し,更なる考察を加えていく必要がある。

シソーラス用語： *鋼構造 ,  *柱梁接合部 ,  有限要素法 ,  数値解析 ,  解析モデル ,  切欠き ,  変形 ,  剛性 ,  破壊モード ,  塑性変形 ,  変形ポテンシャル
準シソーラス用語： スカラップ ,  面外変形

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (6件)：

• 日本建築学会: 鋼構造限界状態設計指針, 2002.
• 日本建築学会: 鋼構造接合部設計指針, 2006.
• 小野徹郎, 佐藤篤司: 延性き裂発生を考慮した梁部材の塑性変形能力, 鋼構造論文報告集, 第10巻第40号, pp. 23-32, 2003.12.
• Sato, A., and Ono. T.: Collapse Mode of the Beam-to-Column Connections, Behaviour of Steel Structure in Seismic Areas STESSA 2006, Tokyo, Japan, pp. 345-350, 2006.08.
• 佐藤篤司, 小野徹郎: 鋼構造柱梁接合部の塑性変形能力, 日本建築学会構造系論文集, 第600号, pp. 171-178, 2006.02.

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋼構造 ,  柱梁接合部 ,  塑性変形能力 ,  定量的評価