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J-GLOBAL ID:200902263760267476   整理番号:08A0816873

黒色ポリ(エチレンテレフタラート)マイクロメッシュと統合したポリ(ジメチルオキシラン)ミクロフルイディクデバイスを用いるin Situハイブリダイゼーション分析での高性能単一細胞エントラップメント及び蛍光

High-Efficiency Single-Cell Entrapment and Fluorescence in Situ Hybridization Analysis Using a Poly(dimethylsiloxane) Microfluidic Device Integrated with a Black Poly(ethylene terephthalate) Micromesh
著者 (7件):
資料名:
巻: 80  号: 13  ページ: 5139-5145  発行年: 2008年07月01日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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単一細胞遺伝子発現の解析は,生体系での個々の細胞の不均一性を明らかにすることができる技法である。この単一細胞mRNA発現解析では,キャピラリーミクロアスピレーションまたはmRNA抽出及び増幅が後続するレーザー捕獲顕微解剖によって単一細胞を収集するが,単一細胞から収集されるmRNA量はおよそ0.1~1.0pgであり,これは標準mRNA抽出手順に十分ではない。蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)はmRNAを単離する必要がなく,細胞レベル以下のドメインmRNAの検出が可能である。単細胞分析研究ではミクロフルイディクデバイスを利用できることが実証されている。本論文ではマイクロメッシュを統合したポリ(ジメチルシラン)(PDMS)ミクロフルイディクデバイスを備えた高性能単一細胞エントラップシステムと単一細胞蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)分析へのその適用について報告した。本研究ではミクロフルイディクデバイス中のマイクロメッシュ単一ミクロ空洞に哺乳類細胞をトラップし,FISHによって個々の細胞中のmRNAを検出した。レーザアブレーションによってポリエチレンテレフタレート(PET)基質上に10x10ミクロ空洞(直径およそ2μm)からなるマイクロメッシュを構築した。負圧によってミクロ空洞上に哺乳類細胞を移動させ,トラップした。この方法ではミクロチャンネルへの細胞の非特異性吸着を1%以下に抑えることができ,黒色PETマイクロメッシュ統合ミクロフルイディクデバイスに細胞を導入した時,およそ70~80%をトラップすることができた。さらに,mRNA発現解析については,統合デバイスでのミクロフルイディクアッセイにおいてオンチップ蛍光in situハイブリダイゼーションを行なった。個々のRaji細胞中のβ-アクチンmRNA発現を検出するために,このミクロフルイディクデバイスを使用した。血清供給細胞集団または血清非供給細胞集団において,β-アクチンmRNA発現に差のあることを観察した。このシステムの開発は単細胞分析に広く寄与するものと考察した。
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分類 (4件):
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細胞学一般  ,  生物科学研究法一般  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  遺伝子操作 
タイトルに関連する用語 (11件):
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