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J-GLOBAL ID：200902264090211683   整理番号：09A0302581

蛋白質の全化学合成

Total chemical synthesis of proteins

著者 (1件)： KENT Stephen B. H. (Univ. Chicago, IL, USA)
資料名： Chemical Society Reviews  (Chemical Society Reviews)
巻： 38  号： 2  ページ： 338-351  発行年： 2009年02月 
JST資料番号： D0479B  ISSN： 0306-0012  CODEN： CSRVBR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質の全化学的合成法を解説した。溶液での古典的有機ペプチド合成では結合形成におけるキラリティー統合の欠如,保護ペプチドの精製と特性化不可能,悪い溶解度の欠点を挙げた。固相ペプチド合成では副産物や溶媒の純度,約50アミノ酸の限界等を挙げた。非保護アミノ酸に化学的ligation技術を加えて約50アミノ酸以上の長さのペプチド合成を示した。化学的ligationの原理ではペプチドチオカルボキシレートとブロモアシルペプチドの求核反応,アミノオキシアセチルペプチドとグリオキシリルペプチドのオキシム形成反応を挙げ,チオエステル中間体を介したnativeペプチドligation機構を示した。システイン残基を導入してジスルフィド結合を形成することで構造をフォールディングすることを示し,全化学合成例としてcrambin,ヒトlysozyme,HIV-1プロテアーゼ,cMycおよびMaxを挙げた。蛋白質のジアステレオマーやNMRプローブ核を含む蛋白質,HIV-1プロテアーゼの共有結合ダイマー等を合成できることを示した。

シソーラス用語： *化学合成 ,  *タンパク質 ,  ペプチド合成 ,  固相合成 ,  求核反応 ,  オキシム ,  反応中間体 ,  ジスルフィド結合 ,  折畳み構造 ,  リゾチーム ,  プロテイナーゼ ,  ジアステレオマ ,  二量体 ,  HIV1 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  質量分析 ,  結晶構造解析
準シソーラス用語： クランビン ,  X線結晶解析

分類 (1件)： 化学合成  (EB03030J)

タイトルに関連する用語 (2件)： 蛋白質 ,  化学合成