文献

J-GLOBAL ID：200902264097044804   整理番号：09A0651409

回転式打音法の打音特性に関する基礎的研究

A FUNDAMENTAL STUDY ON DIAGNOSTIC CHARACTERISTICS OF THE ROTARY HAMMERING TEST

著者 (4件)： 園田佳巨 (九州大学大学院 工学研究院建設デザイン部門) ,  中山歩 (九州大学大学院 工学府建設システム工学専攻) ,  三好茜 (九州大学大学院 工学府建設システム工学専攻) ,  吉田直紹 (第一復建株式会社 道路構造部)
資料名： 土木学会論文集 A(Web)
巻： 65  号： 2  ページ： 514-522 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： U0102A  ISSN： 1880-6023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,「回転式打音法」により得られる打音特性に関して検討を行ったものである.「回転式打音法」とは,比較的簡易な非破壊検査法として用いられてきた打音試験の検査精度と効率を向上させることを目的として開発されたもので,発生する連続打音の変化により構造物内部の剥離や空洞などの欠陥を調べる方法である.打音特性の検討に際しては,まず,欠陥を模擬した供試体を用いて回転式打音法による実験を行い,欠陥の有無による打音特性の相違に関して考察する.さらに,3次元FEM音響解析により,供試体実験を想定した回転式打音法のシミュレーションを実施し,解析結果から欠陥の有無が打音に与える影響を考察する.また,実験結果と比較・検討することでシミュレーション結果の妥当性を確認する.(著者抄録)

シソーラス用語： *非破壊検査 ,  *音響検査 ,  剥離 ,  空洞 ,  音響分析 ,  有限要素法
準シソーラス用語： 3次元FEM音響解析 ,  *回転式打音法 ,  *打音検査 ,  非破壊検査法

分類 (1件)： 非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (13件)：

• 1) 土木学会メインテナンス工学連合小委員会:社会基盤メインテナンス工学,東京大学出版会,2004.
• 2) 土木研究所・日本鋼構造物診断技術協会:非破壊試験を用いた土木コンクリート構造物の健全度診断マニュアル,技報堂出版,2003.
• 3) 魚本健人,伊東良浩:打音法によるコンクリートの非破壊検査,コンクリート工学論文集,Vol.7, pp.143-152, 1996.1.
• 4) 伊東良浩,魚本健人:ひび割れを有する鉄筋コンクリート梁の打撃音,土木学会論文集,No.564/V-35, pp.169-176, 1997.5.
• 5) 鎌田敏郎,淺野雅則,国枝稔,六郷恵哲:コンクリート表層部欠陥の定量的非破壊検査への打音法の適用,土木学会論文集,No.704/V-55, pp.65-79, 2002.5.

タイトルに関連する用語 (3件)： 打音法 ,  音 ,  基礎的研究