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J-GLOBAL ID：200902264185930784   整理番号：09A1023685

海水によるモルタルの変質に関する実験的研究-表面の二次生成物について-

Experimental Study on Alteration of Mortars Attacked by Seawater-Secondary Products on the Surface-

著者 (4件)： 高屋康彦 (筑波大 大学院数理物質科学研究科) ,  中山丈士 (埼玉大 工) ,  小口千明 (埼玉大 地圏科学研究セ) ,  八田珠郎 (国際農林水産業研究セ)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 125  号： 9  ページ： 489-495  発行年： 2009年09月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 港湾および海岸周辺のコンクリート構造物の劣化に関連して,海水によるモルタルの変質メカニズムを調べた。さらに表面近傍における二次生成物の形成過程およびそれらに及ぼす塩分濃度の影響を検討した。一般的な早強ポルトランドセメントおよび耐食性の高いアルミナセメントを用いたモルタル試料(タブレット)を用い,塩分濃度を標準の0.25倍および2.0倍に調整した人工海水と反応させた。反応後のタブレットは,表面の化学組成を分析するとともに,破断面の形態観察および化学組成を求めた。その結果,いずれのモルタルにおいても,ブルーサイトおよびアラゴナイトを生成し変質する。これらの反応は,塩分濃度が高い程促進され,早強ポルトランドセメントモルタルの方が,アルミナセメントモルタルに比べ変質しやすかった。

シソーラス用語： 早強セメント ,  アルミナセメント ,  *セメントモルタル ,  *海水 ,  *変質 ,  塩分 ,  濃度依存性 ,  ブルーサイト ,  霰石 ,  劣化 ,  二次構造 ,  人工海水
準シソーラス用語： アラゴナイト ,  早強ポルトランドセメント

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (9件)：

• 1) T. Sasatani, K. Torii, K. Sato and M. Kawamura: JSCE Journal of Materials, Concrete Structures and Pavements, 571/V-36 (1997) , 91-94.
• 2) Y. Tanaka, H. Kawano and H. Watanabe: JSCE Journal of Materials, Concrete Structures and Pavements, 809/E-62 (2006) , 38-51.
• 3) S. Nishibayasi, K. Yamura, S. Inoue and A. Hayashi: CAJ proceedings of cement & concrete, 34 (1980) , 299-302.
• 4) H. Hamada, T. U. Mohammed and T. Yamaji: Journal of the Society of Materials Science, Japan, 54 (2005) , 842-849.
• 5) W. Kobayashi and S. Okabayashi: CAJ proceedings of cement & concrete, 29 (1975) , 66-70.

タイトルに関連する用語 (5件)： 海水 ,  モルタル ,  変質 ,  実験的研究 ,  生成物