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J-GLOBAL ID:200902264558955049   整理番号:07A0883980

イネの倍加半数体(DH)集団を用いた収量,収量構成要素及び調理品質の遺伝相関分析

Genetic Correlation Analysis between Yield and Its Components and Cooking Quality by Using a Rice DH Population
著者 (7件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 363-369  発行年: 2007年 
JST資料番号: C2128A  ISSN: 0496-3490  CODEN: TSHPA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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多くの高収量イネは,一般に子実品質が劣っている。高収量でしかも品質の良いイネ品種を育成するためには,収量と収量構成要素,収量と調理するときや食べるときの品質との関係を知ることが有益である。日本イネ品種「Nongken 57」と「Wuynjing 8」を交配して誘導した,130系統から成る倍加半数体集団を供試材料として,収量特性と調理品質との関係を調査した。その結果,1株当たりの生産力のある穂数,1穂当たりの子実数,子実密度,1穂当たりの収量と,最高粘度(PKV),加熱時粘度(HPV),ブレークダウン値(BDV),冷却時粘度(CPV),セットバック値(SBV),硬度(CSV)との間には高い正あるいは負の相関があるが,他の収量特性と調理品質指標との間では相関関係がないことが示され,このことから収量と子実品質との間には何らかの相関があると考察された。これらの相関をさらによく理解するため,完全なイネゲノム上に存在して両親間の多型性に関わる60個のSSRマーカーを用いて個々の系統の表現型を調べるとともに,composite interval mappingやマーカーによる変動分析を行って,収量特性と調理品質指標についての遺伝学的な基礎を分析した。その結果,染色体7上のRM234~RM505の間に,1株当たりの収量,PKV,HPV,CPVに関連したQTLがあること,また染色体6上のRM454~RM163の間に子実密度,BDV,SBVに関連する別のQTLがあることが示された。しかし,1株当たりの収量及び調理品質に関係する特性値であるBDVとSBVに同時に関係するようなQTLは見られなかった。これらの試験結果から,収量が多く,しかも品質の良いイネ品種は,収量構成要素の組み合わせを最適化し,それと同時に子実品質に関係する遺伝子座上で好適な対立遺伝子を選択することで得られると考察された。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  作物の品種改良  ,  遺伝子の構造と化学 

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