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J-GLOBAL ID：200902265348001898   整理番号：09A0452104

早熟性のカンキツ新品種「あまぽん」の育成

An Early Maturing Citrus Cultivar ‘Amapon’.

著者 (9件)： 松本和紀 (福岡県農業総合試) ,  大庭義材 (福岡県農業総合試) ,  桑原実 (福岡県農業総合試) ,  矢羽田第二郎 (福岡県農業総合試) ,  堀江裕一郎 (福岡県農業総合試) ,  牛島孝策 (福岡県農業総合試) ,  野方仁 (福岡県農業総合試) ,  角利昭 (福岡県農業総合試) ,  巣山拓郎 (福岡県農業総合試)
資料名： 福岡県農業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agricultural Research Center)
号： 28  ページ： 61-65  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： Y0232B  ISSN： 1341-4593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「あまぽん」は,1990年に福岡県農業総合試験場で「清見」に「早香」を交配して育成した早熟性のマンダリンタイプのカンキツ新品種である。「あまぽん」は年内に成熟する早熟性を示し,ポンカンの香りや果実重200g程度の大きさなど,ウンシュウミカンには無い優れた特性を持つ。さらに,着色は「早香」よりも早く,果皮が薄く剥皮は容易であり,浮皮は発生しない。果汁中の糖度は概ね10~12度の範囲である。年内に収穫が可能な「あまぽん」は,果実の凍霜害が発生しやすく中晩生カンキツの栽培が困難であった地域を含め広い範囲で栽培が可能と考えられる。さらに,樹冠が小さいため,傾斜園地でも栽培が容易である。

シソーラス用語： *ミカン科 ,  *新品種 ,  作物育種 ,  福岡県 ,  性質 ,  植物成長 ,  糖度 ,  剥皮
準シソーラス用語： *あまぽん ,  早熟性

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  作物の品種  (FC02020V)

タイトルに関連する用語 (2件)： カンキツ ,  新品種