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J-GLOBAL ID：200902265413331701   整理番号：09A0816562

カイコβGRP/GNBP3のN末端ドメインの溶液構造はβ-1,3-グルカン特異的認識のメカニズムを明らかにする

Solution structure of the silkworm βGRP/GNBP3 N-terminal domain reveals the mechanism for β-1,3-glucan-specific recognition

著者 (7件)： TAKAHASI Kiyohiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  OCHIAI Masanori (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HORIUCHI Masataka (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KUMETA Hiroyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  OGURA Kenji (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ASHIDA Masaaki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  INAGAKI Fuyuhiko (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 28  ページ： 11679-11684  発行年： 2009年07月14日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カイコβ-1,3-グルカン認識蛋白質(βGRP)/グラム陰性細菌結合蛋白質3(GNBP3)のN末端β-1,3-グルカン認識ドメインの溶液構造を報告した。まず表面プラズモン共鳴のデータを分析し,次にNMR分析を行った。β-1,3-グルカン結合面の突然変異分析も行い,結合親和性に重要な残基を同定した。βGRPのN末端ドメインはβサンドイッチ構造をとっていた。カイコβGRPのN末端ドメインはβサンドイッチ構造の非芳香族プラットフォームを利用してβ-1,3-グルカンと結合した。βGRPのD62A変異体はβ-1,3-グルカンによるプロフェノールオキシダーゼカスケード活性化を開始できなかった。βGRPがβ-1,3-グルカンを認識してシグナルを伝達するというモデルを考案した。βGRPはβ-1,3-グルカンの三重らせん構造を特異的に認識する蛋白質であることが示唆された。

シソーラス用語： カイコ ,  *タンパク質 ,  βグルカン ,  プラズマ共鳴 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  サンドイッチ構造 ,  β構造 ,  自然免疫 ,  パターン認識 ,  三重螺旋 ,  *末端基 ,  *溶液構造 ,  アミノ酸変異 ,  結合親和性 ,  プロフェノールオキシダーゼ ,  遺伝的変異 ,  酸化還元酵素 ,  表面プラズモン共鳴法 ,  *アミノ末端
準シソーラス用語： 変異 ,  オキシドレダクターゼ ,  *β-1,3-グルカン認識蛋白質 ,  GNBP3【蛋白質】 ,  表面プラズモン共鳴 ,  *N末端

分類 (1件)： 感染免疫  (ED03030P)

タイトルに関連する用語 (7件)： カイコ ,  GRP ,  N末端 ,  ドメイン ,  溶液構造 ,  グルカン ,  メカニズム