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J-GLOBAL ID：200902266104553500   整理番号：08A1072724

コンクリート中の鋼材のマクロセル腐食に関する再現実験と数値解析

EXPERIMENTAL APPROACH ON THE REPRODUCTION OF STEEL CORROSION IN CONCRETE BASED ON MACRO-CELL CORROSION CIRCUIT AND NUMERICAL ANALYSES OF THESE RESULTS

著者 (4件)： 丸屋剛 (大成建設(株) 技術センター土木技術研究所) ,  武田均 (大成建設(株) 技術センター土木技術研究所) ,  堀口賢一 (大成建設(株) 技術センター土木技術研究所) ,  小山哲 (大成建設(株) 技術センター土木技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 E(Web)
巻： 64  号： 4  ページ： 500-514 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0106A  ISSN： 1880-6066  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,コンクリート中の鋼材のマクロセル腐食回路形成を二種類の方法で再現し解析的な検討を加えたものである.一種類目の考え方は,コンクリート中の含水率を変化させてコンクリート自体の抵抗を変化させる方法であり,二種類目の考え方は,鉄筋をマクロに分割してそれらを電気的に切断・接続することで鉄筋自体の抵抗を変化させる方法である.これらの実験結果を,著者らが既に提案しているマクロセル腐食回路形成に関する解析手法,とくにマルチサーキットモデルにより計算することにより,ミクロセル腐食回路形成における自然電位の差によりマクロセル腐食回路が形成されることを明かにした.また,ひび割れ間隔がマクロセル腐食回路の形成に及ぼす影響についても解析的に明かにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  *腐食 ,  腐食試験 ,  電気化学的腐食試験 ,  回路 ,  含水量 ,  電気抵抗 ,  電位 ,  亀裂幅 ,  数値解析 ,  *金属腐食 ,  *マクロセル腐食 ,  自然電位 ,  *鉄筋腐食
準シソーラス用語： 腐食回路

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

引用文献 (6件)：

• 1) 丸屋 剛,武田 均,堀口賢一,小山 哲,許 鎧麟:コンクリート中の鋼材のマクロセル腐食に関する解析手法の構築,土木学会論文集 E,Vol.62, No.4, pp.757-776, 2006.11.
• 2) 北峯博司,関 博,金子雄一:コンクリートの含水比と抵抗率に関する実験的研究,土木学会第45回年次学術講演会概要集,pp.774-775, 1990.9.
• 3) 横田 優:コンクリート中の鉄筋腐食速度評価におけるStern-Geary式中の比例定数B値について,第51回セメント技術大会講演要旨,pp.314-315, 1997.
• 4) 堀口賢一,丸屋 剛,武若耕司:自然電位連続モニタリングによる発錆時期推定手法の検討と腐食発生限界塩化物イオン濃度の測定,コンクリート工学年次論文集,Vol.28, No.1, pp.1007-1012, 2006.7.
• 5) 田中良樹,河野広隆,渡辺博志:実構造物コンクリートのひび割れ部における塩分浸透,土木学会論文集 E,Vol.62, No.1, pp.38-51, 2006.2.

タイトルに関連する用語 (5件)： コンクリート ,  鋼材 ,  マクロセル腐食 ,  再現実験 ,  数値解析