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J-GLOBAL ID：200902266128342836   整理番号：08A0239460

Ti-Ni-Zr合金の形状記憶特性と加工性に及ぼすZr濃度の影響

Effect of Zr Content on Shape Memory Characteristics and Workability of Ti-Ni-Zr Alloy

著者 (6件)： 岡田直樹 (日本ピストンリング株式会社技術開発部) ,  藤井功隆 (日本ピストンリング株式会社技術開発部) ,  石川佳樹 (日本ピストンリング株式会社技術開発部) ,  小野田元伸 (日本ピストンリング株式会社技術開発部) ,  金熙榮 (筑波大学物質工学系) ,  宮崎修一 (筑波大学物質工学系)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 72  号： 3  ページ： 152-157 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高温形状記憶合金は以前より研究がされており,Ti-NiにZr,Hf,Pd,Au,Pt等の添加で変態温度が上昇することが知られている。これら添加元素の中で最も低価格であるZrを添加したTi-Ni-Zr系が実用化の可能性が高いと考えられる。本研究では,Ti-Ni-Zr合金の形状記憶特性や加工性に及ぼすZr濃度の影響を系統的に調べることを目的とした。また,高温形状記憶合金としての実用性を検討した。変態温度の上昇に必要なZr添加量は10at%以上であり,十分な加工性を示すZr添加量は5at%以下であった.このため,Ti-Ni-Zr合金を高温形状記憶合金として実用化するためには,第4元素の添加による加工性の改善が不可欠である。

シソーラス用語： *形状記憶合金 ,  *形状記憶効果 ,  *ニッケル合金 ,  チタン含有合金 ,  ジルコニウム添加合金 ,  金属間化合物 ,  *加工性 ,  濃度依存性 ,  転移温度 ,  マルテンサイト変態 ,  示差走査熱量測定 ,  X線回折 ,  熱機械分析 ,  走査電子顕微鏡 ,  圧下率 ,  微小硬さ ,  歪回復 ,  結晶粒度

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (13件)：

• 1) S. F. Hsieh and S. K. Wu: Mater. Charact. 41(1998) 151-162.
• 2) J. H. Mulder, J. H. Mass and J. Beyer: Proc. ICOMAT-92, (1992) 869-874.
• 3) S. Besseghini, E. Villa and A. Tuissi: Mater. Sci. Eng. A 273-275(1999) 390-394.
• 4) D. R. Angst, P. E. Thoma and M. Y. Kao: Proc. ICOMAT-95, (1995) 747-752.
• 5) V. N. Khachin, V. G. Pushin, V. P. Sivokha, V. V. Kondrat'yev, S. A. Muslov, V. P. Voronin, Yu. S. Zolotukhin and L. I. Yurchenko: Phys. Met. Matell. 67(1989) 125-135.

タイトルに関連する用語 (6件)： Ti ,  Ni ,  Zr合金 ,  記憶特性 ,  加工性 ,  Zr