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J-GLOBAL ID：200902266408795496   整理番号：08A0769808

シアノバクテリオクロムCcaSはフィコビリソームリンカー蛋白質の発現を誘導する緑色光受容体である

Cyanobacteriochrome CcaS is the green light receptor that induces the expression of phycobilisome linker protein

著者 (5件)： HIROSE Yuu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SHIMADA Takashi (Shimadzu Corp., Tokyo, JPN) ,  NARIKAWA Rei (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KATAYAMA Mitsunori (Nihon Univ., Chiba, JPN) ,  IKEUCHI Masahiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 28  ページ： 9528-9533  発行年： 2008年07月15日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新規な光受容体群シアノバクテリオクロムは,フィトクロムと異なる発色団結合GAF(cGMPホスホジエステラーゼ/アデニリルシクラーゼ/Fh1A)ドメインを有する。今回,Synechocystisとフィコシアノビリン産生Escherichia coliからCcaSの発色団結合ドメインを単離した。両標品は緑色光吸収型(Pg)と赤色光吸収型(Pr)間で同じ可逆性の光転換を示した。質量分析と変性分析は,PgとPrがそれぞれC15-ZとC15-Eの二重結合立体配置でフィコシアノビリンに結合することを示した。ほぼ完全長CcaSにおけるヒスチジンキナーゼドメインの自己リン酸化活性は,緑光の前照射でアップレギュレーションを示した。さらに検討し,CcaSはフィトクロムとシアノバクテリオクロムを含む拡張フィトクロムスーパーファミリーの最初に認知した緑光受容体であると結論した。

シソーラス用語： *光受容体 ,  *フィコビリソーム ,  *色素タンパク質 ,  藍藻類 ,  フィトクローム ,  発色団 ,  環状GMPホスホジエステラーゼ ,  アデニル酸シクラーゼ ,  ミクロドメイン ,  Synechocystis ,  フィコシアニン ,  大腸菌 ,  赤色光 ,  質量分析 ,  変性 ,  二重結合 ,  立体配置 ,  ヒスチジンキナーゼ ,  自己リン酸化 ,  アップレギュレーション ,  アミノ酸配列 ,  SDS-PAGE
準シソーラス用語： *CcaS ,  緑色光

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： フィコシアノビリン

タイトルに関連する用語 (6件)： シアノバクテリオクロム ,  蛋白質 ,  発現 ,  誘導 ,  緑色 ,  光受容体