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J-GLOBAL ID：200902266733633915   整理番号：08A1026297

排熱回収用高効率熱電変換材料の研究開発動向

著者 (1件)： 河本洋 (科学技術政策研 科学技術動向研究セ)
資料名： 科学技術動向  (文部科学省科学技術政策研究所科学技術動向研究センター科学技術動向)
号： 90  ページ： 20-32  発行年： 2008年09月26日 
JST資料番号： J1554A  ISSN： 1349-3663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高効率熱電発電について,各種エネルギーシステムと未利用廃熱料,熱電発電システムの有効利用による低炭素社会の観点から説明した。熱電発電システムのメカニズムに関し,ゼーベック係数やカルノー効率などを用いて解説し,その製造プロセスとシステムの効率,熱電発電システムの普及条件を紹介した。また,熱電変換材料と発電性能についても解説し,今後重点的に研究開発すべき材料系は,金属酸化物系・シリコン化合物系・これらのナノ構造制御材料であると指摘した。ナノ構造制御技術などを利用すれば,飛躍的な高効率を有する熱電変換材料開発が可能であることを指摘し,研究例を紹介した。日本における熱電発電技術に関する研究開発プロジェクトの現状について時系列で紹介し,今後の研究の進め方について述べた。

シソーラス用語： *熱電発電 ,  *熱電材料 ,  ナノ構造 ,  薄膜 ,  熱電気変換 ,  エネルギー変換効率 ,  電力効率 ,  エネルギー政策 ,  日本 ,  *熱回収 ,  半導体 ,  熱起電力 ,  テルル化合物 ,  金属酸化物 ,  アンチモン化合物 ,  ケイ素化合物 ,  ナノシート
準シソーラス用語： ナノ薄膜 ,  Seebeck効果 ,  シリコン化合物

分類 (1件)： 熱電発電,熱電子発電  (NB03080V)

引用文献 (33件)：

• 新藤尊彦ほか、「未利用エネルギーを有効に活用する熱電発電システム」、東芝レビュー、Vol.63、No.2、p. 7-10(2008)
• 寺崎一郎、「熱電材料として注目されるコバルト酸化物」: http://www.f.waseda.jp/terra/pdf/parity.pdf
• 河本洋、「固体酸化物形燃料電池材料の研究開発動向--鍵となる電解質の研究開発の視点から--」、科学技術動向2007年7月号、No.82、p. 10-22
• 「平成19年度環境・循環型社会白書--第3章地球温暖化対策を進める技術第4節身近にある対策技術--」、環境省編: http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h19/html/hj07010304.html
• 河本洋、「自動車樹脂材料の研究開発動向」、自動車樹脂材料の高機能化技術集、技術情報協会、 p. 14-23(2008)

タイトルに関連する用語 (5件)： 排熱回収 ,  高効率 ,  熱電変換材料 ,  研究 ,  開発動向