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J-GLOBAL ID:200902267445257816   整理番号:09A0271051

シログチPennahia argentatusの胃由来のキチナーゼの精製と特性化

Purification and characterization of chitinase from the stomach of silver croaker Pennahia argentatus
著者 (4件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 214-222  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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硫酸アンモニウム分画及びChitopearl Basic BL-03,CM-Toyopearl 650S,及びButyl-Toyopearl 650Sを用いたカラムクロマトグラフィーにより,魚類すなわちシログチPennahia argentatusの胃からキチナーゼを精製した。分子量及び等電点を各々42kDa及び6.7と推定した。N末端アミノ酸配列は,ファミリー18キチナーゼと高レベルの相同性を示した。p-ニトロフェニル N-アセチルキトビオシド(pNp-(GlcNAc)2)及びコロイド状キチンに対するシログチのキチナーゼの最適pHが各々2.5及び4.0であり,キチナーゼ活性がNaClの存在下で約1.5~3倍上昇することを見出した。N-アセチルキトオリゴ糖((GlcNAc)n,n=2~6)の加水分解産物及びそれらのアノマーの形成率を,TSK-GEL Amide-80カラムを用いたHPLCにより分析した。シログチのキチナーゼが(GlcNAc)4~6を加水分解して(GlcNAc)2-4を生成したことから,この酵素がエンド型キチナーゼであると判断した。一方,β-アノマーの増加が加水分解産物に認められ,ファミリー18キチナーゼと同じであった。この酵素は,(GlcNAc)5を加水分解して(GlcNAc)2(79.2%)及び(GlcNAc)3(20.8%)を生成した。種々の基質pNp-(GlcNAc)n(n=2~4)に対するキチナーゼ活性の順序は,pNp-(GlcNAc)2>>pNp-(GlcNAc)4>pNp-(GlcNAc)3であった。これらの結果から,シログチのキチナーゼが,(GlcNAc)nの非還元末端から2番目のグリコシド結合を選択的に加水分解する酵素であると判断した。キチナーゼはまたエビ及びカニの殻のα-キチン及びイカの甲のβ-キチンを分解する広い基質特異性を示した。このことは主としてこれらの動物を餌とするシログチの摂餌習慣とよく一致した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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酵素一般  ,  動物の生化学 
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