文献

J-GLOBAL ID：200902267741726295   整理番号：08A0189430

エニーキャストにおけるルータの負荷に基づく経路選択手法

A route selection method based on router loads in anycast communications

著者 (4件)： 横田雅之 (早稲田大 理工学術院) ,  戸川望 (早稲田大 理工学術院) ,  柳澤政生 (早稲田大 理工学術院) ,  大附辰夫 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 107  号： 443(NS2007 119-129)  ページ： 13-18  発行年： 2008年01月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エニーキャスト通信では,クライアント側はエニーキャストアドレスを指定するだけで特定のアプリケーションを提供する複数のサーバの中から最適なサーバと自動的に通信することができる。最適なサーバへの経路選択は経路のホップ数やサーバの処理時間などで判断するが,多数のクライアントが存在する場合,ネットワークの輻輳によるルータの負荷も考慮しなければならない。本稿では,エニーキャストにおけるルータの負荷に基づく経路選択手法を提案する。提案手法はCore-Based Tree Method(CBT)を基にCBT木だけでなく,リッジルータを構成要素とするCover木を構築することで経路を選択する。提案手法は,サーバの処理時間だけではなくルータの負荷も考えているため,ネットワークのトラヒックが増大しても既存手法に比べてルータの負荷が小さい経路を選択することができる。シミュレーションによる評価を行い,提案手法の有効性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： インターネット ,  通信 ,  プロトコル ,  中継装置 ,  *経路選定 ,  負荷特性 ,  クライアントサーバシステム ,  木【グラフ】 ,  計算機シミュレーション ,  性能評価 ,  負荷分散 ,  重みづけ ,  時間 ,  *通信操作
準シソーラス用語： IPネットワーク ,  *エニーキャスト ,  IPv6 ,  遅延時間

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (8件)：

• DEERING, S. Internet protocol, version 6 (IPv6) specification. RFC 2460. 1998
• JIA, W. Integrated routing protocol for multicast and anycast messages. Proceedings of the International Conference on Parallel Processing, 2001. 2001, 561-568
• NARAYANAN, T. Semi-dynamic routing protocols for anycast packet forwarding. The 9th Asia-Pacific Conference on Communications, 2003. (APCC 2003), Sep. 2003, 3, 978-982
• PARTRIDGE, C. Host Anycasting Service. RFC 1546. 1993
• PENG, C. Anycast Routing Algorithms on the Internet. Proceedings of International Conference on Computer Networks and Mobile Computing (ICCNMC'01), Oct. 2001, 362-367

タイトルに関連する用語 (4件)： エニーキャスト ,  ルータ ,  経路選択 ,  手法