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J-GLOBAL ID：200902267943923645   整理番号：08A1154746

製紙スラッジ(PS)のメタン発酵に及ぼす化学・鉱物組成の影響とカスケード型リサイクルへの応用

The Effect of the Chemical and Mineralogical Compositions of Paper Sludge (PS) for Methane Fermentation Treatment and the Application to Cascade Type Recycle

著者 (5件)： 安藤生大 (千葉科学大 危機管理) ,  地下まゆみ (千葉科学大 危機管理) ,  坂本尚史 (千葉科学大 危機管理) ,  松枝直人 (愛媛大 農) ,  逸見彰男 (愛媛大 農)
資料名： 粘土科学  (日本粘土学会誌)
巻： 47  号： 3  ページ： 107-113  発行年： 2008年11月07日 
JST資料番号： G0435A  ISSN： 0470-6455  CODEN： NEKAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 古紙処理産業が盛んな静岡県富士市は平成17年度の製紙スラッジ発生量が約120万トンに上り,大量に発生するため発生抑制対策や有効利用法が注目を集める。製紙スラッジに含有する有機物に注目してメタン発酵し,スラッジ内の水分や灰分量,鉱物組成,化学組成とメタンガス発生量の関係を実測した。メタン発酵に好適な製紙スラッジは灰分量が約8.2~30%,灰分/有機物比が0.2~2であった。製紙スラッジに混入する方解石の重量比は37~52%で,有機物1gに相当する灰分中の酸化カルシウム量が0.1~0.7gの製紙スラッジはメタン発酵に好適であった。古紙処理工程が排出する製紙スラッジはメタン発酵でエネルギーを採取し,廃棄物燃料を製造後に発酵残さを有効利用するカスケード方式が好適と推奨した。

シソーラス用語： 製紙工業 ,  産業廃棄物 ,  スラッジ処理 ,  リサイクル ,  *メタン発酵 ,  廃棄物燃料 ,  メタンガス ,  鉱物組成 ,  *方解石 ,  カオリナイト ,  滑石 ,  化学組成 ,  カスケード制御 ,  酸化カルシウム ,  汚泥処理 ,  *ペーパースラッジ ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： *製紙スラッジ

分類 (4件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  廃棄物処理  (YL01050P) ,  各種酸塩鉱物  (DE08060H)

引用文献 (16件)：

• 富士市商工農林部商工労政課. 富士市の工業. 2007
• 経済産業省. 資源有効利用促進法. 2001
• 安藤生大. 粘土科学. 2003, 42, 158-166
• 安藤生大. 粘土科学. 2003, 42, 208-217
• 安藤生大. 紙パ技協誌. 2003, 57, 1055-1065

タイトルに関連する用語 (8件)： 製紙スラッジ ,  PS ,  メタン発酵 ,  化学 ,  鉱物組成 ,  カスケード ,  リサイクル ,  応用