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J-GLOBAL ID:200902268167488557   整理番号:09A0905164

大気中の粒子状物質中の有機酸の熱援助加水分解とメチル化を組み合わせた熱脱着ガスクロマトグラフィー-質量分析による定量

Quantification of organic acids in particulate matter by coupling of thermally assisted hydrolysis and methylation with thermodesorption-gas chromatography-mass spectrometry
著者 (6件):
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巻: 1216  号: 38  ページ: 6642-6650  発行年: 2009年09月18日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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大気中の粒子状物質中の有機酸の定量法を開発した。本法は,誘導体化段階(熱援助加水分解とメチル化),及び熱脱着法としてのキュリー点熱分解とガスクロマトグラフィー-質量分析(CPP-GC-MS)を連結する。試験を行った試薬(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH),酢酸テトラメチルアンモニウム(TMAAc),及びフェニルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(TMPAH))の中で,最高の性能がTMAAcを誘導体化試薬として用いて反応時間4秒,加熱温度510°Cで見出された。これらの条件下で一連の脂肪酸(FA),ジカルボン酸(DCA),及びテルペノイド系カルボン酸(TA)のキャリブレーションを行った。相関係数(R2)は0.94~0.98であった。検出限界(LOD)は,0.1~3.6ngのナノグラムオーダーであった。本法を大気中の粒子状物質の試料に適用し,定量値の再現性,定量限界を得た。高容量サンプラー(HCs,RSD=6~45%,n=10),及びBernerインパクター(BI,RSD=5~34%,n=10)によって収集した大気中の粒子状物質に対する相対標準偏差(RSD)から再現性を決定した。24時間のサンプリング時間による両方のサンプリング法を用いる本法によって,3分類の有機酸の定量が可能になる。キャリブレーションデータと発表した容積濃度を文献のデータと比較した。誘導体化試薬としてBF3を用いるオフラインメチル化-GC-MSとキャピラリー電気泳動連結質量分析(CE-MS)を比較すると,良好に一致した。感度要件に依存して本法は,半揮発性有機酸に対する通常の試料調製段階を伴うGC-MS法に対する迅速で簡便な代替である。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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大気中の汚染物質の各種分析  ,  粒状物調査測定 

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