T型Ca<sup>2+</sup>チャンネルは,血管収縮だけでなく新生内膜形成によって,酸素化により誘導されるラット動脈管の閉鎖を促進する

AKAIKE Toru; JIN Mei-Hua; YOKOYAMA Utako; IZUMI-NAKASEKO Hiroko; JIAO Qibin; IWASAKI Shiho; IWAMOTO Mari; NISHIMAKI Shigeru; SATO Motohiko; YOKOTA Shumpei; KAMIYA Yoshinori; ADACHI-AKAHANE Satomi; ISHIKAWA Yoshihiro; ISHIKAWA Yoshihiro; MINAMISAWA Susumu; MINAMISAWA Susumu

文献

J-GLOBAL ID：200902268519715966 整理番号：09A0966527

T型Ca²⁺チャンネルは,血管収縮だけでなく新生内膜形成によって,酸素化により誘導されるラット動脈管の閉鎖を促進する

T-type Ca²⁺ Channels Promote Oxygenation-induced Closure of the Rat Ductus Arteriosus Not Only by Vasoconstriction but Also by Neointima Formation

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資料名：
巻： 284 号： 36 ページ： 24025-24034 発行年： 2009年09月04日
JST資料番号： E0038A ISSN： 0021-9258 CODEN： JBCHA3 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

T型電位依存性Ca²⁺チャンネル(VDCC)が,動脈管(DA)閉鎖で果たす役割を調べた。ラット出生時での遺伝子発現解析により,T型VDCCサブユニットα1Gの発現が,新生仔DAにおいてアップレギュレートされることがわかった。α1Gは,新生仔DAの中心コアに主に発現していた。また,酸素濃度の上昇がDA平滑筋細胞でのα1Gの発現をアップレギュレートすること,α1GがDA平滑筋細胞の細胞移動を促進することを示した。α1Gによる平滑筋細胞の移動には,酸素化が必要であった。T型VDCC,特にα1Gが,酸素化によって誘導されるDA平滑筋細胞の細胞移動や細胞内カルシウム増加に重要であることも見いだした。T型VDCCは,血管収縮と内膜形成を通して,酸素化によって誘導されるラット新生DAの閉鎖を促進すると結論できた。

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遺伝子発現 , 細胞生理一般 , 動物の生化学 , 細胞膜の輸送

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T型Ca2+チャンネルは,血管収縮だけでなく新生内膜形成によって,酸素化により誘導されるラット動脈管の閉鎖を促進する

T型Ca²⁺チャンネルは,血管収縮だけでなく新生内膜形成によって,酸素化により誘導されるラット動脈管の閉鎖を促進する