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J-GLOBAL ID:200902268997713081   整理番号:08A0208648

温度変化起因の非定常常態化における木材の機械的性質と,関連するメカニズムの解析 4 クエンチされた木材の誘電緩和

Mechanical properties of wood in an unstable state due to temperature changes, and analysis of the relevant mechanism VI: dielectric relaxation of quenched wood
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資料名:
巻: 54  号:ページ: 16-21  発行年: 2008年02月25日 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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木材におけるクエンチ起因のリグニン不安定の効果を解析すべく,木材試料(未処理と脱リグニン前処理:クエンチあり・なし)の誘電特性(20°Cで50Hz~100MHz)を調べた。未処理木材では,logε’とlogσに対するlogfの屈曲点とlogfに対するlog(tanδ)のピークはクエンチ前の界面分極起因と帰結し,屈曲点の位置は周波数が高まるにつれ含水率が増すにつれ(水のクラスタに変化起因で)シフトした。クエンチ後の場合は,logε’とlogσに対するlogfの屈曲点とlogfに対するlog(tanδ)のピークは周波数が増すにつれシフトしたが;logε’とlogσの値は時間と共にクエンチ前の値に回復した。また脱リグニン処理木材に場合,未処理木材の場合より高い周波数で誘電緩和が観測された。これらから,水分子の移動性がクラスタ環境に影響されること(ヘミセルロースにおける吸着サイト数の増加)が推測できた。またクエンチ後の場合,回復プロセスは時間経過後も大きな変化がなく;マトリックス構造がクエンチに伴うリグニン損失の影響をより多く受けることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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木材の性質・構造 
引用文献 (18件):

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